2011年11月28日月曜日

市長選挙候補者について思うこと



 12月18日投開票の小金井市長選挙。一度は立候補表明した篠原市議が立候補を取りやめて以降、野村氏、稲葉元市長、斉藤康夫市議、加えて共産党の小泉たみじ氏立候補の情報・・と候補者乱立の様相を呈しています。佐藤前市長が辞任した瞬間から、当然予想されていたことですが、稲葉元市長の12年間の再検証も始まっています。現状に至った責任が分析されることでしょう。これにどう答えて説明するのか、注目したいです。私の頭の中は、依然として篠原氏出馬断念のショックが大きくて、この件では冷静にコメントできません。(もちろん民主党勢力からの待望論も、多くの方からご意見を伺っています)今は、市議会と行政と市民が大同団結できた可能性を失ってしまった喪失感でいっぱいです。ごみ処理体制について、明確なビジョンについて語りようがない現状の中で、市民はきわめて難しい選択を迫られることになるようです。立候補予定者は、皆さんすべてがごみ問題の解決を訴えるでしょう。しかし「決め手」を欠いている印象です。問題の性格上これは仕方ありませんが、わかりやすい争点を示しにくい闘いの中で、ごみ問題だけがヒートアップするのでしょうか。ネガティブキャンペーンがエスカレートした結果、市外にまちがったメッセージを発信することにならなければいいなと強く思っています。
 画像は、小金井市と府中市の境界付近、道路幅が変わり府中市側は、狭いながらも歩道が整備され、手前の小金井市は・・・歩道はありませんという絵です。いろいろ事情があるとは思いますが、自治体の違いってこういうことです。ごみ問題だけではありません。自治体の実力をもっと上げていかないと。

2011年11月18日金曜日

小金井市長選挙速報


 本日、小金井市議会第3回定例会(9月議会)は最終日、8月30日以来81日という異例の長さの定例会が閉会しました。可燃ごみ処理問題では、多摩川衛生組合が1,000㌧の支援を受け入れる方針を決め、昭島、八王子も受け入れの表明をしていただき、これまでの絶望的な状況からは脱することができました。しかし、依然として発生量全量の受け入れは実現していません。市長不在の中、ごみ処理担当部課長と市長職務代理者である上原企画財政部長が、可燃ごみの支援要請のために関係各市を回り、さらなる支援のお願いを続けています。
 このような中、昨日11月17日、小金井市議会に激震が走りました。篠原ひろし小金井市議が市長選出馬を正式に表明したからです。
 佐藤和雄市長辞任を受けておこなわれる市長選挙は12月18日が投票日です。これまで、民主党・社民クラブはじめとする各会派の代表者は、ごみ問題解決のために政党や会派の主張を越え、市議会と一体となって課題解消に取り組める統一候補の擁立に向けた話し合いを重ねてきました。昨日開かれた話し合いの席上、佐藤市長を支えた5人をのぞいた19人が所属する全会派・政党の代表者が出席する中で、篠原ひろし(会派名:改革連合)市議が次期市長選に立候補することを正式に表明されました。
 篠原市議によると11月25日(金)13時から、商工会館3F萌え木ホールB会議室で市長選出馬の記者会見が予定されているということです。現在の小金井市の課題は、ごみ問題だけではありません。市長と議会が一体となり汗をかいていかないと解決しない問題ばかりです。私としても、さらに多くの議員・会派が篠原立候補予定者に賛同できるよう、会派が一丸となってお手伝いをしていきたいと考えています。

2011年11月3日木曜日

市長辞任とごみ問題


 佐藤和雄市長は、11月1日に辞職を発表しました。11月12日をもって市長の職を自ら退くことになりました。市長が辞職の意思を固めた理由について様々報道されていますが、市民の困惑も小さくないようです。
 辞職の理由は「一身上の都合」。選挙公約をめぐり可燃ごみの広域支援先が態度を硬化させ、新たな支援を受けられず、問題が解消できなかったことが理由の一つとされています。
 佐藤市長は、6月市議会で自らの選挙公約の誤った表現について謝罪と撤回をしました。しかし、結果的に10月後半に入っても関係市の理解を得ることが出来ずにいたことは事実。各会派の市議がそれぞれのコネクションで集めた感触でも、状況はきわめて厳しいものでした。市議会や他市の市長が佐藤市長を辞任に追い込んだという分析(佐藤市長を応援した一部の方が発信しているようです)は誤りです。市長が関係市の市長とおこなった要請の内容は非公式なもので、詳細は明らかではありませんが、市長が、関係先への要請の過程で何らかの意思表示をした可能性はあります。しかし、これは市長自身の判断であったはず。
 ここは押えておきたいのですが、市長が辞任しても可燃ごみ処理がストップする可能性はゼロではありません。今現在もです。
 最悪の事態を回避するために市議会は、行政と市議会が一体となり、市議会の団体意思を示し、広域支援体制の理解を求めていくことが必要です。もちろん、小金井市のごみ処理体制の長期的展望を得ていくための取り組みも必要になるでしょう。
 その意味では、佐藤市長の「辞任の日付に同意するため」の議決に漢人・片山・田頭議員が反対したことは疑問を感じています。3人は佐藤市長を議会で支える立場にいたわけですが、佐藤市長をこの厳しい状況に追いこんでしまった責任についてどのようにお考えなのでしょうか。市長が辞職という最後のカードを切らずに済むように、市政の混乱を避ける方策はなかったのでしょうか。漏れ伝わってきた話では「ごみ処理より民主主義が重要」と言い放った方がいたとか。 信じられません。これこそ市民不在。
 広域支援先の理解を求めるために奔走する市長を支えるべきだったのではないでしょうか。
 市長辞任に伴いおこなわれる市長選挙は12月11日か18日が想定されています。市民交流センター取得に関して補助金取得の期限が迫る中で市政の空白は許されません。小金井市政は、しばらくは緊迫した状況が続きます。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...