2013年2月17日日曜日

炊き出し

昨日は、貫井南町中防災会主催の防災訓練が貫井南センターを会場にして行われました。訓練には東と西自主防災会の役員が、防災会相互の交流のために参加しました。日差しはあるものの冷たい北風が強く吹く午前中でしたが、災害は時を選ばずに起こるのです。寒いなどとは言ってはいけません。しかし屋外での訓練メニューが煙体験ハウスだけと聞き、正直ほっとしました。
 室内では消防署が用意した防災啓発のDVDの視聴、その後は屋外への避難訓練、最後は炊き出しのカレーライスをご馳走になって終了です。どんなに外は寒くても暖かい食べ物を頂けば身も心も温まることを実感しました。東日本大震災の時にも、避難所での暖かい食事の提供が重要だ言われていたのを思い出します。厳しい状況の避難所で、物資が不足する中で様々な工夫をして暖かい食事の提供に智恵を絞ったというお話を思い出しました。
地元の貫井南町では、餅つきや祭礼の時などにも結構頻繁に炊き出しをするので、皆さんが手順や道具の手配にも慣れているのですね。こういったことがさらりとこなせる皆さんってすごい!と思います。自治会や子ども会、その他様々な行事で炊き出しをすることで、少し大げさですが、次の世代にこの技術が伝承出来たらさらにいいなと思います。これもひとつの地域の実力でしょう。
 カレーもとてもおいしくいただきました。ご馳走様でした。
 

2013年2月15日金曜日

発達障がい講演会のご案内

先日、ある方からご案内いただいた講演会のお知らせです。発達障がいという言葉自体があまり浸透していないし、自分自身も含めてまだまだ認識が足らないと思うところもあり、今回紹介させていただきます。講演会を主催するのは「ノーマライゼーション小金井の会」。市内で、おもに介護の現場でお仕事されている方々の横の連携によって作られた団体で、私たち市議会議員に対しても様々な勉強の機会を与えていただいています。
 福祉の現場に関わるこのような団体が、発達障がいをテーマに取り上げてくれるのはとてもありがたいです。障がいには様々な程度と状態があるのです。例えば自閉症の場合は「スペクトラム」というように知的な発達のない状態から、そうでないものまで含め、幅広くあるのですが、これを一義的に決め付けられたらいやだなと思うからです。障がいが軽度だからといって、社会的障壁が少ないわけではありません。どうかそのことを多くの方に知っていただきたいと思います。

防災まちづくり

 大災害が発生した時の一時(いっとき)避難所に避難する前の段階で、自治会が地元のまちかどの集合場所をわかりやすく表示している工夫を見つけた。毎日のまち歩きの成果です。それぞれの地域でもいろいろ考えているなあと感心した一枚です。

2013年2月13日水曜日

あしあと

 昨晩遅くから降り出した雨は、明け方に雪に変わり、畑は白く雪化粧した。自転車で走れないほどの積雪ではないけれど、凍ったところもあり、足元の悪い一日のスタートになった。来期も議員を目指すわが身にとって、「すべる」「落ちる」「転ぶ」は禁句なので、気をつけないと。でも、しっかりとした足あとは残していきたいと思う朝でした。
 明日は木曜日。恒例の朝駅頭の日。明日も早朝から充実した一日になりそう。そして多くの皆さんに支えていただきながら歩む日々でもあります。皆様、本当にありがとうございます。
 

2013年2月12日火曜日

自立生活支援課


梅の花がひらいた・・・。しかしピントが合っていないな。
 開催中の 市議会定例会の議案のひとつに組織改正条例があります。条例の内容は、これまで企画財政課所管の男女共同参画室を市民部コミュニティー文化課に移し、市民共働部門と統合、職員体制を強化すること。障害福祉課の課名変更し「自立生活支援課」に。まちづくり推進課を廃止する条例です。しかし、男女共同参画室が企画財政課から離れることに対し、小金井市で男女共同参画に熱意を持ち、長く関わってきた方々からは、反対を表明する意見書・要望書、陳情が相次いで出され、一部の議員からも、男女共同参画室が企画財政課から市民部に移管することをレベルダウンだとして反対する意見が出されました。
 しかし、企画財政課の多忙さ、広汎な業務を少ない人員でこなしているコミュニティー文化課の現状についての冷静な分析は出来ているのでしょうか。職員数が減少する中、市民団体のニーズは多様化しています。これら双方の課題を解消するための組織改正条例が提案されたのだと受け止めています。
 私自身、昨年12月の一般質問で、市民共働体制強化のために市民協働支援センター拡充について取り上げた通り、市民団体の皆さんの要望の多かった問題で、私が取り上げた問題を解消する提案だと考えていました。
 そして、児童発達支援センターの所管課となる障害福祉課の課名が「自立生活支援課」に変更されることも大賛成です。 自治体の課名から「障害」と「福祉」の文字を消すことには勇気が必要だったろうと思います。さらにこれを「自立生活支援」という言葉に置き換えのは、多摩26市初めてということだそうです。こういったことから組織改正そのものには反対ではありません。
  しかし、男女共同参画に長く関わってきた方々に対し、条例改正の趣旨説明は十分だったでしょうか。今後も市民協働で事業を進めていくためには、適切なコミュ二ケーションも必要なはず。 組織改正の是非を議論する前に、肝心なところでボタンを掛け違えてしまっているように思います。条例の提案姿勢が問題です。行政組織の変更は市長の専権事項とはいえ、強行は得策とは思えません。行政は市民と対等に向き合わなくてはいけないのですよ。市民は行政の下請けを望んでいません。
 結果、議案は可決されていますが、組織改正による市役所第2庁舎のフロアのレイアウトを変更する関連予算は未執行になる可能性があります。少し時間をかけて関係者に十分な説明をし、一定の理解をいただくことも重要と思います。
 組織改正し、課名を自立生活支援課に変える決断をした小金井市には拍手を送りたいのですが、ここも適切な職員配置を検討すべき、と指摘をしておきます。うーん、どちらも難しい問題ですが・・・。

2013年2月4日月曜日

「そなえる」

 小金井市の新年度予算案に「救急医療情報キット」の配置予算が計上されています。これは災害時要援護者名簿の登載者を対象に、本人情報・医療情報・緊急連絡先等を記入する用紙と専用容器(プラスティックボトル)万一の救急時に備えるというもの。
 災害時要援護者支援の取り組みは、近隣各市でも行われていて、小平市では災害時の避難に何らかの支援が必要な方に対して配布しています。このキットは例えば冷蔵庫など保管しておいてもらうものです。キットを配布するだけでなく、配置されていることを示すシールを玄関ドアの内側に貼っていただき、これで非常時に支援に入った方が速やかに情報を確認出来るように出来るものです。
 災害時要援護者支援事業では、支援者の情報を行政と地域の自治会・町会が共有する事、そしてその情報を元に地域の中から「支援者」を探す必要があるため、個人情報の共有について、当事者と地域の理解が欠かせず、ここに多くの労力と時間が必要なために、情報共有は思うように進んでいないのが小金井市の現実です。

こちらは小平市が配布している「救急医療情報キット」(小平市HPより)

  先日、ある方から見せていただいたのが、この「あんしんBOX」。この方が以前住んでいた場所で普及を進めたもので、箱は100円ショップで揃え、必要な医療情報と収まるだけのレトルト食品を入れるように、そのリストと使い方を添えてあるもの。このレトルト食品も普段使いのものを工夫してあり、使ったら補充するように書いてあるところがミソですね。

市民の方が自宅で備えている「あんしんBOX」
  これもいいなと思います。この中にレトルト食品などとともに、医療機関や連絡先を記入しておき、いざという時支援者に提供出来るわけです。これなら自分たちの自治会・自主防災会レベルでも取り組めますね。行政が予算を投入せずとも住民のアイディアで出来ることもたくさんある・・・。という好事例ではないでしょうか。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...