2016年10月22日土曜日

防災を考えるイベントふたつ。いざという時には近所付き合いが家族のいのちを救うというお話




 本日10月22日の午前中は地元の菅直人衆議院議員とご一緒させていただき、「マルシェこがねい」に参加した。消費生活展として今年で50回目という長い歴史のある催しだ。今年のテーマが「つなげよう!防災力」だったので興味深く見せていただいたのだが、災害に備えての備蓄を日々の生活の中に取り入れる展示など充実した内容だった。

 会場では他にも「手しごとむすび市」として、その名の通り市内の作家さんのてづくり作品の販売あり、コーヒー屋台「出茶屋」さんなど飲食の提供あり、お隣の上之原公園では「炊き出し音楽会」と称し、あのマスター木村と腹話術のいずみさんのパフォーマンスがあり、市が備蓄しているアルファ化米の試食と音楽パフォーマンスの組み合わせがとても新鮮だった。時間の関係でこちらには参加できなかったが、防災の取り組みにもこうした発想が必要と感じた企画だった。


 午後からは市の自立生活支援課が主催する「災害時!人づきあいが命を救う」とのタイトルの講演会。講師は東日本大震災の被災地支援に関わった東京社会福祉士会の山本健明さん。
 ここ1年間での災害の多さの振り返りのお話に始まり、東京の災害リスクの高さ、災害時に支援や配慮が必要な災害時要配慮者が阪神淡路、中越、東日本、熊本の被災地でどのような状況だったのかについて、災害発生時の時代背景も含めて分かりやすくお話しいただいた。


 課題は色々で、改善されたものはありつつも最後は「自助」の精神で、隣近所の助け合いを確立することが自分や家族の命を救うことにつながるのだと教えられる内容だった。
 特に災害時に支援や配慮が必要な方の支援の充実には日頃から障がいの理解と啓発が欠かせないとのお話は、まさに同感で、小金井市でもこの部分が大きな課題と考えている。
 2時間では足らない充実した内容の講演会だったが、事前の告知が若干手薄だったかと思える部分もあり、ここが残念に感じたところだ。しかしこうした内容の講演会を積み重ねていくことこそが重要で、今後も積極的にこのような企画を展開し、市民の皆さんとともに災害時に必要になる地域での福祉的支援充実の議論を盛り上げていければと感じた講演会だった。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...