2020年12月7日月曜日

障がい者の真の自立について考えてみた


 「障がい児・者が、生まれ育った地域で普通に暮らしていくことはできるのか」をテーマに、小金井市の現状を知りたいとの思いから、障がい児・者保護者の皆さんにお集まりいただいた懇談会を開催させていただいた。

 当事者ご家族のお話を直接伺いたいと参加した菅直人衆議院議員とともに、特別支援学校高等部在籍児、高等部卒業後に障がい福祉施設の生活介護利用者で知的障がい、身体障がい児・者保護者の皆さんのお話を伺った。

 特別支援学校高等部卒業後の受け入れ先施設の定員が一杯で選択肢が極端に少ない現状の不安。障がい者が社会的自立を実現するためのグループホーム定員の少なさ。そのグループホームでさえ、親が亡くなると入居し続けることが困難になる現実、つまりグループホームは終のすみかではないことなど、お話はどれも切実で心震わせるものばかり。参加した菅直人衆議院議員は、「ご家族から直接お話を伺い、改めて障がい者が地域で暮らし続ける難しさを感じた。様々ある保護者の皆さんの願いを受止め、今後何ができるか考えていきたい」との感想だを語った。

 私には愛の手帳2度知的障がい者の次男がいるので、事情はわかっていると思っていたが、障がいある子どもと共に暮らし続けたいと願う保護者の思いは小金井市の現実からはかけ離れたものであること。障がい福祉施策について、市政の課題はいまだに大きいこと。まだまだこの私にもやるべきことが多くあることを改めて思い知らされる2時間だった。


生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...