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2020年4月21日火曜日

全員が当事者意識を持ち感染拡大防止を

正確な情報と冷静な対応を

東京都を含む13都道府県を特定警戒都道府県に

 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大を踏まえ、4月8日午前0時に東京都を含む7都府県に緊急事態宣言が発令され、その後16日には対象地域が全国に拡大されました。これまでの宣言の対象の7都府県に加え、特に重点的に感染拡大防止を進める地域として、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府合わせて13都道府県を「特定警戒都道府県」と位置付けています。

新型コロナウイルスに関連する小金井市の対応(4月15日時点)


※新型コロナウイルスに関する情報は日々更新されています。小金井市HPを参照し、正確な情報に基づいた冷静な対応が求められています。小金井市ホームページ

感染が疑われる場合の対応 

対応フローをご存知ですか


HELP YOUR HOMETOWN コロナウイルスに負けるな

小金井市商工会青年部によるお弁当発信プロジェクト始まる

この厳しい状況下に、地元で懸命に頑張る飲食店の応援のため、小金井市商工会青年部が始めた取組みが「お弁当発信プロジェクト」。お店のお弁当など、テイクアウトメニューを紹介し、フェイスブックでの発信を始まっています。
小金井市商工会青年部



2020年1月25日土曜日

セブン&アイの新たなビジネスモデル。「かいたす」訪問


 セブン&アイホールディングスが、家族介護者のために企画したイベント「かいたす」がイトーヨーカドー武蔵小金井店で開催されていると聞き、本日午後にお邪魔した。
 3階エレベーターホール前に開店したコーナーは、介護食などが並べられ、300円で飲み物とお菓子などが提供され、カフェ的雰囲気で気軽に立ち寄れる工夫が良かった。
 「かいたす」の運営に携わる大石さんと池本さん、NPO法人UPTREEの阿久津代表のお話では、家族介護者に少しのゆとりを」をコンセプトにしたこうした試みが小金井で開催されたきっかけは、セブン&アイ介護運営事務局(かいたす)が、小金井市内で家族介護者支援活動をしている阿久津代表に声をかけたことから始まったのだという。
 「かいたす」のお二人は、それぞれが法人の新規事業開発・経営推進的業務に関わっているご様子で、イトーヨーカドーを運営する(株)セブン&アイが、介護運営を展開していることに時代を感じるとともに、こうした新たなビジネスモデルが小金井発祥になるといいなと思う。
 行政のサービスは、聞かれれば答えるサービスだ。逆にいうと聞かれなければ答えない傾向があるのではないか。特に福祉に関する困りごとを抱えた利用者は、サービスメニューの全体像が見渡せないため、問題の解消に至らない場合が少なからずあると感じることがある。
 「かいたす」のようなサロンが、家族介護者が欲しいモノと情報、孤立しがちな介護者が地域とのつながり=ネットワークを得られる場として定着すれば、家族介護者=ケアラーを、社会と地域が支える新しい考えが理解が進むだろう。そして、こうした意識が地域に浸透すれば、障がい児・者とその家族介護者に対する理解の進化するのではないだろうか。

2019年5月27日月曜日

児童発達支援センターきらりが実施する「きらきらサポート」始まる

昨年10月1日に施行された「障害のある人もない人も共に学びともに生きる社会を目指す小金井市条例」を、障がいに関わりを持たない市民へ広く知らせるため、条例を策定した地域自立支援協議会有志が、公募した一般市民と当事者のご協力を得て作成した「共に学びともに生きる小金井市をめざして」パンフレット。地域での障がい理解のためにはこのような取組は欠かせないものだ。

 5月14日に開催された小金井市児童発達支援センター運営協議会で、新年度予算に計上されていた児童発達支援センターきらりが、今年度から実施する巡回相談事業の名称が「きらきらサポート」として、6月から事業が開始されることが明らかになった。
 きらりが実施する巡回相談事業は、もともとは、きらりが開設される以前に市民参加で行われた意見交換会と、意見交換会を基に作成された事業詳細計画で、きらりが実施するべき事業として位置づけられていたものが、これまで実施されず、鈴木も何度か一般質問で取り上げ、残された課題と指摘してきた事業だった。
 巡回相談は、幼稚園・保育園で、個別の支援が必要な児童を日々支援している教諭や保育士等の支援者が対象で、言語聴覚士、作業療法士、臨床心理士が各園を巡回する事業だ。しかし、これまでは、公立保育園では2月に1回巡回していたのに対し、民間園では園が実施する事業の2分の1か、あるいは補助基準額の25万円のいずれか低い方を補助する形式だったため、実施事業に公民格差があることと、この分野でのきらりの関わりが薄かったため、本市の児童発達支援施策を展開する上でもきらりが十分に活用されていないといった問題が他の議員からも指摘されていた。
 これが、所管する自立生活支援課の事業予算として提案され、名称も「きらきらサポート」としてスタートすることになったわけだ。

 説明によると、この事業は、まずは2年間の試行的実施とすること。具体的な業務としては、決定した訪問先で児童の行動観察を行い、担任プラス施設職員でカンファレンスを実施する流れ。訪問は1名で、1園につき年間3〜4回を想定していることなどが分かった。
 この日の協議会では、きらり主体で行う巡回相談の実施を長年希望してきた民間保育園や幼稚園代表から、事業開始に対し感謝を表明する意見があったが、同時に制度設計の過程で、施設に対するヒアリングが不十分、試行期間中であれ全ての園を訪問し、市全体の状況を共有した上で本格実施すべきとの当事者保護者の発言などもあり、事業の試行段階でまだまだ検討すべき課題は少なくない印象を持った。
 発達のつまづきを支援するためには、個別の対応を充実さする必要があるが、そのためには専門家が現場に入り、保育士や教諭に助言をすることはとても重要で、だからこそこの事業が現場のニーズを踏まえたものであってほしいと願っている。

2018年10月19日金曜日

特別支援学校に、貫井ばやしがやってきた!


 9月29日(土)都立小金井特別支援学校の体育館で行われた「やってみよう!貫井ばやし」に参加してきた。
 貫井南町ゆかりの伝統芸能の貫井ばやしは、正式には「目黒流貫井囃子保存会」といい、小金井市無形文化財に指定されている。
http://www.nukui-hayashi.com/top.html

 会場は、今年4月に完成した新校舎。冷暖房完備、視覚的支援のためのプロジェクターが常設された最新の体育館。市民開放事業第1号として行われたものだ。
 障がい児が、周囲に気がねすることなくお囃子の楽しさを感じてほしい」との思いから始まったこの企画。大澤会長から鈴木に、会場探しのご相談をいただいたことから関わらせていただいた。平成23年に中学部を卒業した次男の母校でもある都立小金井特別支援学校に会場提供のお願いをしたところ、休日の施設開放を快く認めていただき実現した。
       
 
 通常はあまり見ることができない獅子頭の後ろ側のからくりの解説を大澤会長から。口の動きだけでなく全体の動きで様々な表情を表現する技の解説だ。

「ひょっとこ」は、かまどの火おこしの時の表情を面にしたもの、と聞き目からウロコである。お囃子の振り付けは農作業の仕草が元になっていると聞けばなるほどと思うのだが、「仕草の元になった農作業が今の生活から消えているために伝え方が難しい」と聞くと、「うーん」と唸ることしかできない。
 会場と日程の関係で十分に告知ができず、チラシ配布も不十分、小学校運動会の集中日という条件が重なり参加者数に不安があったところへ当日は雨・・・。
しかし、支援学校や児童発達支援センター「きらり」利用者家族、飛び入りの参加(感謝感謝)があったおかげでまずまずの入りとなり、企画に関わらせていただいた身としては一安心といったところだった。
プロジェクターの操作に戸惑ったり、舞台の緞帳を上げることができなかったりといったハプニングはあったが、伝統芸能であるお囃子の楽しさを受け止めた子どもたちが、走り回って、飛び跳ねて、楽しさを体いっぱい表現している姿がなんとも楽しそうで、こちらまで幸せになれたひと時だった。


2018年9月8日土曜日

小金井の伝統芸能「貫井ばやし」が、小金井特別支援学校にやってくる



 小金井市貫井南町に古くから伝わる伝統芸能で、小金井市無形文化財に指定されている「貫井ばやし」が、お囃子の楽しさを子どもたちに全身で受け止めてもらおうとの趣旨で、都立小金井特別支援学校の体育館を会場にした体験会を開催することになった。
 詳細はチラシをご覧いただきたいが、もちろん身体障がいの方、障がい児のきょうだいさんも、地域の小学校在籍のお子さんも参加大歓迎とのこと。お囃子の楽しさを、ひとりでも多くの子どもに知ってもらいたいと思う。
 ただ、「愛の手帳を持っている子どもたちが、まわりに気兼ねせずに、のびのびと体験出来る環境を作ってあげたい」との主催者の強い思いから、チラシに「対象を愛の手帳所持者」と記載してあることにはご理解をいただきたい。
 貫井南町発祥の貫井ばやしは、昭和40年代に一度活動を休止していた時期があったが、これを先代の会長が復活させ、現在は2代目の大澤国栄(くによし)会長が懸命に活動を続けている。その歴史と活動は以下のリンクをご参照あれ。

 この貫井ばやしが「アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)」の助成を受けたことから、「障がい児も楽しめるお囃子の体験会を開催できる会場はどこかにないだろうか」と鈴木にご相談いただいたことがこの企画の起点だ。
 そこで今年の4月に校舎の建て替え工事が完了し、仮移転先から桜町に戻ってきた都立小金井特別支援学校に相談をさせていただいたところ、その趣旨にご理解をいただけたことから、今般開催が決定したという次第である。
 鈴木自身にとってもこの体験会は、小金井特別支援学校体育館の地域解放・交流事業の第1号となること、また、鈴木の次男が、小・中学校を通し9年間通った母校と、愛する地元の伝統芸能をつなぐイベントに関わる大変ありがたいチャンスをいただけたと感謝している。 
 しかし、イベントの決定から開催日まで間がないため、市の後援申請などの行うことができず、告知が行きわたらないことが一番の気がかりだ。チラシの配布は、主には市内小・中学校特別支援学級、近隣の特別支援学校、就労移行支援事業所、放課後等デイサービス事業所、児童発達支援事業所などを対象に手渡しでの告知をしたいと考えている。
 「配ってもいいよ」という方、事業所をご紹介ください。お声掛けいただければ、鈴木がチラシをお届けします。どうか皆さまのご協力をお願いします。



2018年1月13日土曜日

HUGってなに?

 避難所運営ゲームとはHinannzyo Unei Gameの頭文字をとりHAG(ハグ)とも言われる。もともとは東海地震発生が予測されている静岡県で開発されたものだという。(HAGとは英語の抱きしめるとの意味にも通じている)
 このHAGを本日、南中学校の会議室を会場に、地域の皆さんが多く参加できる土曜日の学校公開日に合わせて実施したもので、鈴木が会長をさせていただいている貫井南町東自主防災会の主催で行った。

 首都圏でも巨大地震の発生確率が高まっていると言われ、マグニチュード7.3クラスの規模で、市内全域が震度6強あるいは6弱の揺れに見舞われる多摩直下地震だが、発災した場合の市内最大避難者数は30,495人だ。この避難者が市内に14校ある小・中学校に押し寄せるわけだ。しかし小金井市では災害時の避難所運営マニュアルはあるものの住民主体で避難所を運営するための「避難所運営協議会」の設置が近隣他市に比較して著しく遅れていることは以前から指摘してきた。 現在、市内で避難所運営協議会があるのは第4小学校地域と緑町地域だけで、住民主体で立ち上げることが重要な取組とはいえ、行政がこれまで設置の支援を行ってこなかったために陥っている今の危機的状況は早急に改善していかなければいけないと考えている。
HUGの説明は小金井消防署警防課地域防災係長から。避難所運営の重要さ難しさを実感するために行うゲームであることがよくわかる。
 ゲームは1枚のカードを一人の避難者として、カードそれぞれ書かれている居住地域、国籍、年齢、性別、避難してきた背景(家屋倒壊や怪我など)また様々な支援物資や視察者や報道関係者の取材対応などのイベントもカードに含まれていて、これを4〜6人からなる避難所運営チームに対し、1人のカード読上げ係が処理速度を若干上回るスピードでカードを読上げ、カード(=避難者)を体育館や教室、校庭などに配置していくというものだった。本日のHUGゲームの説明は小金井消防署地域防災担当者。カード読上げは消防署、市の地域安全課職員と4小地域の弁天通町会のHUG経験者にお願いした。
消防署に用意していただいた体育館と学校施設の見取り図。この用紙に切られたカードを置いていく。カード1枚のサイズは避難所で一人が必要な面積になっている。
 本日の避難所運営チームは3グループ。チームの処理能力を若干上回る速さで切られるカードを処理する大変さ。そしてつぎつぎ押し寄せる認知症の高齢者、知的障がい児や乳児を含む家族などなど、支援や配慮が必要な避難者の避難場所の確保に支援物資の保管と管理と配布のアナウンスまで考えなければ処理できないカードが溢れていく。
ゲームが白熱し、テーブルごとに難しい課題を解消し避難者受け入れに知恵を絞っている背中の数々。
 ゲームが始まると参加者は誰一人座らず、皆さんが立ち上がって課題ある避難者の受け入れを協議していた。そして全てのカードの読上げが終わるとゲームは終了となる。しかし全てのカードを満足には処理できずに時間切れで終了となってしまう。
テーブルごとに避難所に必要な情報を共有するための情報を掲示板に書き出していく。
 もう少し時間があればゲーム後の振り返りができるが、今回はそれができずに参加した皆さんがモヤモヤを抱えたまま解散することになったが、これもHUGの狙いであるとのこと。消化不良だった部分は参加者それぞれの心に残るため、これが実際の災害で生かされるというのだ。
 本日は冒頭に市長がご挨拶にみえたほか、南中学校校長・副校長先生とPTA役員の皆様。隣接・近隣の貫井南町中自主防災会、西自主防災会、弁天通町会、前原3丁目自主防災会役員の皆さんと貫井南町在住の市議会議員である板倉真也、宮下誠議員にもご多忙中ご参加いただき、2時間フルにゲームを体験していただいた。自分自身も初めての体験だが、今回の経験は参加者全員にとって必ず役に立つだろう。それぞれの組織で、またこうした経験が繰返し行われ、実際の避難所運営に生かすことができれば確実に地域の防災力・危機管理力は向上するはずだ。
 巨大地震は必ず発生する。防災・減災について皆さんひとりひとりが、人ごとではなく自分の問題として捉え、自助を基本に、隣近所の助けあい=近助の実践できる地域をさらに広げるべきではないかと感じた体験だった。
 折しも明日は小金井市消防団出初式、来週は阪神淡路大震災が発生した1月17日メモリアルで、災害とボランティアを考える1週間である。
 

 

2016年10月22日土曜日

防災を考えるイベントふたつ。いざという時には近所付き合いが家族のいのちを救うというお話




 本日10月22日の午前中は地元の菅直人衆議院議員とご一緒させていただき、「マルシェこがねい」に参加した。消費生活展として今年で50回目という長い歴史のある催しだ。今年のテーマが「つなげよう!防災力」だったので興味深く見せていただいたのだが、災害に備えての備蓄を日々の生活の中に取り入れる展示など充実した内容だった。

 会場では他にも「手しごとむすび市」として、その名の通り市内の作家さんのてづくり作品の販売あり、コーヒー屋台「出茶屋」さんなど飲食の提供あり、お隣の上之原公園では「炊き出し音楽会」と称し、あのマスター木村と腹話術のいずみさんのパフォーマンスがあり、市が備蓄しているアルファ化米の試食と音楽パフォーマンスの組み合わせがとても新鮮だった。時間の関係でこちらには参加できなかったが、防災の取り組みにもこうした発想が必要と感じた企画だった。


 午後からは市の自立生活支援課が主催する「災害時!人づきあいが命を救う」とのタイトルの講演会。講師は東日本大震災の被災地支援に関わった東京社会福祉士会の山本健明さん。
 ここ1年間での災害の多さの振り返りのお話に始まり、東京の災害リスクの高さ、災害時に支援や配慮が必要な災害時要配慮者が阪神淡路、中越、東日本、熊本の被災地でどのような状況だったのかについて、災害発生時の時代背景も含めて分かりやすくお話しいただいた。


 課題は色々で、改善されたものはありつつも最後は「自助」の精神で、隣近所の助け合いを確立することが自分や家族の命を救うことにつながるのだと教えられる内容だった。
 特に災害時に支援や配慮が必要な方の支援の充実には日頃から障がいの理解と啓発が欠かせないとのお話は、まさに同感で、小金井市でもこの部分が大きな課題と考えている。
 2時間では足らない充実した内容の講演会だったが、事前の告知が若干手薄だったかと思える部分もあり、ここが残念に感じたところだ。しかしこうした内容の講演会を積み重ねていくことこそが重要で、今後も積極的にこのような企画を展開し、市民の皆さんとともに災害時に必要になる地域での福祉的支援充実の議論を盛り上げていければと感じた講演会だった。

2016年8月26日金曜日

「ノーマライゼーションは障がいのあるなしに関わらず人を幸せにする」 「UDトーク」青木秀仁さんのお話


その名は「UDトーク」

会話をリアルタイムに文字化する

 ずいぶん前の話である。小金井市の障害福祉全般の課題を議論する「地域自立支援協議会」の今年度初めての会議が5月17日に開催された。今年は委員が交代し、協議会の運営支援委託事業者も新たな事業者に交代した。この事業者の提案により、今年度から聴覚障がいの委員さんとのコミュニケーション補助のため会話を文字に変換するアプリケーションソフト「UDトーク」を導入した。
 会議では、各委員の手元に置かれたタブレット端末(IPAD)に接続されたマイクへの発言が前面のスクリーンに文字化して投影され、聴覚障がいの委員さんはスクリーンを見て会話内容を理解する。ただし聴覚障害の委員さんの発言は手話なので、これは手話通訳者が音訳する必要があるのだが、手話通訳者の発言もUDトーク経由でスクリーンに文字化されるため、発言内容の確認ができるわけだ。しかも文字化された発言はすべて記録されるため議事録として活用できるのだという。
 小金井市の障がい福祉について議論する地域自立支援協議会でこのような新しいツールが使われているのを目の当たりにしてうれしくなり、会議のアシスタントとして参加していた開発者のシャムロックレコード株式会社 代表取締役の青木秀仁さんと名刺交換させていただき、先日やっとお話を伺うことができた。

きっかけは中途失聴者との出会い

 青木さんはもともとプログラマーとして音声認識を専門とする会社で働いていた経験があり、ある中途失聴者との出会いがこのアプリ開発の動機になったのだそうだ。青木さんによれば聴覚障がい者のうち、手話を理解できるのは全体のわずか15%なのだという。似たような話は視覚障がいの方に聞いたことがあったが、これは驚きである。
 青木さんが大切にしているのは個人ユース。そのために音声認識技術を青木さんなりにコーディネートして個人に使いやすくしたもので、音声認識エンジンをライセンス使用している。あくまでも個人対個人の使用を基本に考えた聴覚障がい者と私たちの壁を取り払うツールだ。
 アプリをインストールしたスマートフォンに声を吹き込めばすべての発言が文字に変換されるため、例えば、それが会議ならば議事録作成の手間が大幅に削減できるメリットもあり、様々な場面での可能性の大きさを感じるアプリだ。しかも個人が使う分には基本的に無料でダウンロード可能(機能拡張は有料)なところが素晴らしい。
 このアプリは聴覚障がい者に対して、話して伝える側のツールなので、聴覚障がい者からのコミュニケーションは、手話か筆談が必要になる。ただしこのアプリはタッチスクリーンへの手書き入力もできるので、タブレットやスマートフォンでの筆談は可能である。 


認識した音声の翻訳メニュー
マイクへ入れた音声はこのように文字化される

すべての人を幸せにするノーマライゼーション

 導入事例を紹介した記事を見せていただいたが、私立高校でUDトークを導入した聴覚障がい当事者の生徒がいるクラスは、言葉を伝える側の教員が、アプリが認識しやすいようにはっきりとわかりやすく授業を行った結果、そのクラスの学力が伸びたのだという。アプリが認識しやすいということは、他の生徒にとっても理解しやすいわけだ。こうした例とは別に、黒板の文字を認識することが苦手なタイプの学習障がいの子どもたちなどに対する可能性も大きいと思う。また日本語以外に英語、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、タイ語、ロシア語など22の国と地域語への翻訳が可能。さらに文字化したものはログ(記録)としてメール送信も可能(!!)本当に凄いアプリである。こうした導入事例を参考に、我が小金井市でも窓口への導入を検討してもいいのではないだろうか。 青木さんにとってのノーマライゼーションとは、「障がいのあるなしに関わらず全ての人を幸せにするもの」で、こうした様々な取り組みや考えは学校に限らず今後の社会全体に必要な理念としてあてはめることができるはず、という強い思いが感じられた。
この写真は「はい、チーズ!」とアイフォンに音声認識させてシャッターを切ったもの。向かって左が青木さん。このアプリ「声シャッター」の開発も青木さん。鈴木の右はUDトークの開発に興味を持ち一緒に同行したY氏



 

 
 
  

2016年8月25日木曜日

行ってきました「夏休み木工チャレンジ」

 宮地楽器ホールのマルチパーパススペースで開催されている「夏休み木工チャレンジ」。前から味のあるポスターデザインが気になっていた。
 

 上の写真の木工キットを事前に市内の協力店で購入してもらい、子どもたち(小学6年生まで)の自由な発想で工作をしてもらおうというもの。夏休みの自由研究としてもなかなか魅力的に思えた。
 
 本日から始まった展示会では、たくさんの子どもたちの作品の中から好きな作品1点を選んで人気投票もできる。作品はみな創造的な力作ぞろいなので、どれか1点を選ぶとなるとなかなか悩ましい。
 展示会は本日25日から27日(土)まで。28日の13時から表彰式が行われる予定。2年目の今年からは表彰式が行われる28日の10時から当日申し込みOKの体験工房も開催されるとのこと。
 このイベントは市内の様々な業種の協力を募り実行委員会形式で企画・運営され、多くの子ども達に工作の楽しさを体験してもらおうというもの。ポスターデザインから手作りですが、仕事はプロのお仕事。協力業者も商業だけでなく、建設関係などものづくりに関わる市内業者さんも結集して協力していた。
 こういった手作りイベントが少しづつ広がることで、今まではあまり出会う機会のなかった業種や市民との交流が盛んになることを期待したい。
 この展示会で賞をもらった子どもが学校で紹介されたりする例も出てきたそうで、子どもたちの心にも夏休みの想い出としてしっかりと刻まれるのではないだろうか。
 

2015年10月16日金曜日

シニアフェスタは大盛況!

宮地楽器ホール(旧市民交流センター)で市民まつりの文化部門企画のひとつとして毎年行われている「シニア:フェスタ」は、市内老人クラブの連合会「悠々クラブ」の主催で10月15日に行われました。ご存知のように老人会は高齢者の余暇活動の場として、お元気な高齢者の皆さんが市内各地でご活躍しているわけです。こうした皆さんの日頃の活動の成果を披露する年に一度の晴れ舞台です。
今年の舞台の最後を飾るのは、市内の中央大学付属高校吹奏楽部の皆さんによる演奏でした。鈴木は楽器の運搬をお手伝いさせていただきました。
運転したのは4トントラック。大量の楽器を一度に運ぶためにはこのサイズの車でないとダメということですが、4トン車、デカイです。実は人生初めての4トン車体験。どうなるかと思いましたが、最新のトラックはオートマ、パワステは当然で、バックモニターなどもあり慎重にいけばなんとかなるレベルです。技術の進化は本当スゴイです。
学校で楽器の積み込みをしたわけですが、生徒さんの言葉遣いや行動など礼儀作法が非常にしっかりしていて感激です。さて大量の楽器を積み込み会場へ移動です。会場で楽器を降ろして、リハーサル室となる小ホールにセット、その後に大ホールステージに移動し、いよいよ本番。
オープニングは大河ドラマ「花燃ゆ」のメインテーマ。いやー出だしから大迫力。音楽の力とはこういうものだと感動です。
選曲も高齢者の心の琴線に触れるものばかりで、その心遣いがステキでした。最後は会場の皆さんと一緒になった盛り上がりでした。
演奏を終え再び学校へ。これまた大量の楽器を慎重に運びだして終了。高校生の皆さんの若くて新鮮な熱気に触れることができました。今の時期は中間テスト直前、夏には受験の準備で3年生が抜けた状態で初めての大舞台だったそうで、練習は「かなり頑張った」とのこと。演奏を思い返せばなるほどと頷ける高いレベルでした。
シニアフェスタでの高齢者の皆さんの活力と若い世代の新鮮な感性に触れる素晴らしい一日でした。皆さん本当にお疲れさまでした。

2015年7月29日水曜日

小金井市に、もっと障がい者グループホームを!                      


真夏日が続く7月28日に「手をつなぐ親の会小金井」の主催で行われた聖ヨハネ支援センター見学に参加しました。



開所は今年5月1日。施設は鉄筋コンクリート3階建。2階が就労継続B型(定員20名)と就労移行支援(定員10名)。3階がグループホームで定員7名ということで、市内では比較的大規模な施設です。当日は親の会の会員とNPOさくら会の施設職員合わせて35名と、障がい者の家族の関心の高さを証明する多さでした。
1階は生活介護・定員22名で現在7名利用。商品のラベル貼りとスウェーデン刺繍の作業をしています。他に事務所、医務室、厨房、個別に対応が必要な場合の多目的室が配置されています。



厨房では施設利用者の昼食と系列の作業所への配食をしているとのことです。1階の利用者7名のうち2名が市内から通所、他の5名は系列の他の作業所から移動してきた方。




2階の開放的なラウンジ。ここは就労移行支援(一般就労を目指す方の支援)の利用者さんが休憩にも使う場所だということでした。2階は就労移行支援(定員10・現在6名)と就労継続B型作業所(定員20・現在12名)で、東北の震災仮設住宅の屋根材を固定する傘ネジの組み立て、商品ラベル貼り作業。また、厨房ではパン製造の試行中で、施設の自家消費として昼食用のパンを提供し始めたところ。




           




2階のトイレは作業訓練の実習の場でもあるということです。この施設独自のクセをつけるのではなく、どこに派遣されても自らが考えて効率良い仕事が出来るように指導しているとのことでした。やはり作業前の身だしなみから挨拶の仕方といった社会人としての常識を身につけることが大事とのことでした。



3階はグループホーム(定員7・7名利用)うち3名が市内在住だった方で、4名は他施設からの移動で都外の系列施からから移動してきた方。
短期入所(ショートステイ)定員は男女2名ずつの定員4名ですが、現在は職員体制が十分ではなく事業は行えていません。見学していた参加者からは1日でも早く実施してほしい事業として多くの要望がでた点です。
          

居室はバストイレ付きと別になった2タイプです。グループホームの利用者さんは、日中はそれぞれが別の作業所で作業していて夕方ここへ戻ってくるという生活だそうで、制度上ここの利用者さんは、同じ建物にある2階や1階の作業所を利用することはできないということです。


3階にある浴室、これも制度上の問題なので運営している法人の問題ではありませんが、生活介護の利用者しか使えず、グループホームに入居している利用者は使えないという不思議なことになっています。しかも現在生活介護の利用者はここにはいないのでこの浴室の利用者はいないという説明でした。ご覧のように左側のストレッチャーが浴槽と同じ高さにリフトアップしてストレッチャーごと横に移動すれば介護者の負担は限りなく少なく入浴介助ができるスグレモノ。こうした高額な設備の利用者がいないことは非常に残念ですね。なんとか地域全体でこうした設備を活用したいものです。


見学を終えて

今回の見学会に参加したのは、ほとんどの方がワタクシ鈴木と同じ障がい者の家族。現在は生活介護や就労支援の利用者で、将来はグループホームへの入所希望を持っています。そうした思いでこの施設を見つめた時に一番考えるのは、障がいおある自分の子どもや家族は、一体どのような施設に入れるのか、費用はいくら必要か、家族と離れて一人きりで生きていけるのかといったことだと思います。こうした問題への関心の高さが今回の参加者の多さに現れていると感じました。そしてさらに切実なのは、小金井市にはこうした施設がまだまだ足らないという厳しい現実です。現在自治体主体となり、こうした施設を作るということはありませんので、地域の要望に応えた法人が建設するか、障がい者の家族が自ら動き、東京都や市の担当者と、とても複雑で時間がかかる手続きしなければ施設は作れません。今回見学させていただいた施設を運営するのは病院も運営する大規模な社会福祉法人です。こうした施設でも職員体制を整備することは簡単ではないということも伺いました。地域にニーズがありますが、それを満たすことは簡単ではないということ。障がい福祉サービスも、制度としてはまだまだ使いにくい課題があることを感じました。





自民、公明、こがおもが反対し、全会一致ならず・・障害児短期入所施設の新設と既存施設の支援拡大を求める陳情書

2 月 10 日、厚生文教委員会で「障害児短期入所施設の新設と既存施設の支援拡大を求める陳情書」の採決が行われた。 本陳情は市内の桜町病院併設の障がい児対象ショートステイ事業所が、施設の老朽化と支援員さんの確保が困難で閉鎖されてしまうため、同様の施設新設と増設を求める内容だ。 採...