小金井市議会9月定例会が昨晩終了しました。定例会終盤の9月17日に、突然市長より提案された市役所新庁舎建設計画の15年間凍結と、市役所第2庁舎の買取りの説明のために開催された全員協議会は紛糾し、第2庁舎買取りの補正予算を審議する予算特別委員会に入れぬまま、29日に議長が市長に対し、予算案の取り下げを進言し、翌30日に市長がこれを受け入れるという異例の事態になりました。この顛末の詳細は市議会リポートにありますのでご参照下さい。
その後、本日終了予定だった決算特別委員会は、当初の日程内に終わらず継続審査となりました。議会が混迷し日程が大幅に変更されたという事情があるにしろ、一度は議会運営委員会で合意して決めた日程です。今回は決算審査を3日間で終えるための工夫として、議員ひとりの発言時間をおおよそ1時間。関連質問はしないことを申し合わせたのにです。これを守れずに決算審査が継続となってしまったことは非常に残念。審査が長引けば、それだけ部局の担当者を議会に拘束することになり業務は停滞します。議会は行政のチェック機関ですが程度問題です。毎度長時間議会で審議を行う小金井の市民満足度はどういったレベルなのでしょうか。決算審査では、職員の時間外勤務時間の削減を執拗に追求する議員が、議員個人のパフォーマンスのため(?)に、当初の予定を大幅に超過することはおかまいなし?
まさか、そんなことはないとは思いますが。
申し合わせた持ち時間を大幅に超過した会派は、ユーストリームを見れば一目瞭然です。興味のある方はご確認ください。http://www.ustream.tv/channel/koganeishigikai
議会運営委員会での申し合わせは正式な確認事項ではないことが理由? この理屈もよくわかりません。後味の悪い結末となった定例会はこうして終わりました。
来週6日は、武蔵小金井駅南口第2地区再開発の市の補助金約15億円の妥当性を問う住民投票を求める条例審査のための臨時会開催です。今回継続となった決算特別委員会は、10月24日の開催が検討されています。こうして議会はどこまでも続き、部局も議員も長時間議会に縛られるのです。