2011年12月5日月曜日
障がい者週間
「共に生きるやさしいまち」。12月3日から始まった障がい者週間のテーマです。障がいに対する理解と社会参加を進めることがその目的です。障がい者週間初日の3日午後に市民交流交流センター小ホールでおこなわれたスペシャルイベントに参加させていただきました。今年は「トライアングル」によるハンドベルの演奏と、中越地震と東日本大震災の現地調査を踏まえ、災害時の障がい者支援のあり方を考える講演会「災害時、人づきあいが命を救う」がおこなわれました。「トライアングル」は小金井市内の3人の障がい児の母親が始めたハンドベルの練習からスタートし、今は学芸大の学生さんと、障がい児の余暇活動として列車の旅のプレゼントを提供しているJR東日本の皆さんがメンバーとなり活動をしているグループです。07年に私たちが毎年おこなっているクリスマス会のアトラクションをお願いして以来、市政50周年の自主上映企画の時にも映画上映の合間に演奏会をお願いしたという縁のある皆さんです。武蔵小金井駅開業80周年記念に発車メロディーを作った際、上りホームのメロディーを演奏し、現在も使われているというエピソードも紹介されていました。いつものことですが、皆さんが懸命に演奏する様子と、美しいメロディーには深い感動をいただき、心震えるひとときとなりました。
続いておこなわれた講演会は、大災害時の障がい者の支援について、講師の山本健明さんに、中越と東日本大震災の調査を振り返っての報告をしていただきました。災害時に支援が必要な当事者も、そして支援者も、その厳しい状況を救うのは普段からの人づきあいである、という考えてみれば当たり前の話なのです。しかし、実際に被災地に入って活動した方の言葉には重みがあり、説得力も強いものです。福祉事業所の職員どうしの日頃の付き合いが、混乱した状況の中では非常にたち、結果的には障がい者を救うことになったというお話でした。地域連携の大切さはどの分野でも重要なのだということを再認識できた催しでした。
このほかにも障がいのある方が描いた絵の展示が4日~9日まで、福祉会館1Fのふれ愛ギャラリーで展示されています。皆さんで是非ご覧ください。
生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)
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