2016年6月17日金曜日

個別支援の検討と「基礎的環境整備」・・・予算特別委員会から

 本日、予算特別委員会が行われた。今回の補正予算で鈴木が注目し、質問したものは以下の2点。

①保育園医療行為対応非常勤嘱託職員報酬
保育園に入園希望する医療行為が必要な児童に対し、看護師2名を配置するための人件費
②不登校児童・生徒支援モデル事業
→東京都の補助事業に応募して獲得したモデル事業で、2年限定の事業。スクールソーシャルワーカー(SSW)2名、医師、訪問支援員などの支援チームで対象児童・生徒の支援を行うもの

①では、こうしたケースについて、児童の受け入れを前向きに捉えて保育園入園の希望が叶えられるということで、今回の対応は評価できるし感謝している。
 非常にデリケートな事例で慎重な対応が求められるが、その上で気になるのは今後同様な希望があった場合の対応である。医療支援が必要な児童が保育園入所を希望する場合、小金井市の対応方針が必要と感じるからだ。個別の事例とはいえ、合理的配慮の提供とセットで検討しなければならない基礎的環境整備の視点から、今後こうした事案が起きた時の保護者に対する支援について、例えば児童発達支援センターきらりで行なっている相談支援を活用するなどの基本的なルールを作って対応する必要はないだろうか。場合によっては保護者の希望に添えない場合の対応も含めて、そこにきらりが介在して保護者の不安を取り除く工夫は必要と思う。

②では、2年間限定とはいえ、都のモデル事業を獲得して不登校児童・生徒の支援に踏み出すことを評価したい。モデル事業で得られた知見をその後も継承し、小金井の教育レベル(学力だけではない水準)の引き上げにつなげていただきたいし、支援チームでこの問題に取り組むことで、学校の負担の軽減も期待できるのではないだろうか。

 その後行われた採決では、共産党の板倉・関根委員以外は賛成し、補正予算は可決となりました。
 市議会注目の市役所庁舎複合化の議論は、22日の予備日に開催される全員協議会で庁内プロジェクトチームの中間報告が行われる予定である。

 


生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

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