ワタクシ鈴木が委員長をつとめさせていただいている庁舎及び福祉会館等建設調査特別委員会では10月30日〜31日に兵庫県神戸市東灘区と愛知県稲沢市の行政視察を行いました。
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新幹線で西へ向かう時にチェックするのは世界遺産の富士山。列車が静岡に近づくと風下に雲をまとった姿を現しました。 |
兵庫県神戸市東灘区「新庁舎建設について」
敷地条件に合わせた設計、環境負荷軽減、防災対応も考慮した設計
神戸市の行政区は9区。そのうち新庁舎の建設工事を行っている兵庫区と北区についてご説明いただきました。
北区は駅前地区第2種市街地再開発事業により駅上の共同ビルへ移転する事業で、ビル4階からが庁舎でフロアごとにジャンル分けする設計。兵庫区は公園に面し消防署庁舎を含めた敷地内移転工事。こちらはフロア面積を多く確保できないため1フロア1課に整理し使い勝手を考慮するなど、建設条件に合わせたレイアウトの工夫がありました。また環境負荷軽減のための雨水や下水高度処理水の活用、直射日光対策の工夫は非常に参考になると感じました。
「転入・転出時におけるワンストップ窓口」
とにかくお客様を待たせない工夫に満ちたレイアウト
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庁舎2階の総合窓口発券機回り。発券だけでなく案内カウンターで職員が来庁者を案内する。 |
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2階フロアのレイアウト変更の設計は事務・文具メーカーによるもの。受付カウンターからソファ、カーペットのカラーコディネートセンスと来庁者動線に合わせたレイアウトがとても新鮮でした。 |
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申請書は複写式6枚綴りで、何度も同じ内容を記入せずに済むような工夫が。 |
総合窓口化するにあたっての庁内システムの改修はなし。市民課を中心に保険年金医療課と子ども家庭支援課の職員が相互乗り入れの形をとることで、繁忙期には多忙な窓口に各課の職員が応援に回ることで来庁者の待ち時間短縮の工夫しているところを拝見すると、現状の小金井市でも導入可能と思えます。ただし、レイアウト変更工事経費5,500万円はともかく総合窓口化対応職員の人件費のランニングコスト700万円を市民サービス向上の必要経費として整理できるのかが課題となると感じたところです。