2018年8月3日金曜日

まだまだ人手が足らず、知られていない・・西日本豪雨災害ボランティア体験

 7月25日から26日にかけて、豪雨災害の被災地岡山県倉敷市真備地区に災害支援ボランティアに入らせていただいた。立憲民主党東京都連が企画、西澤圭太都議会議員がリーダーとなり主に都内の区議会議員と市議会議員が参加した。被災地での受け入れと現地でのコーディネートは立憲民主党岡山県連で、今回は鳥井良輔県会議員事務所を拠点に地元の高井崇志衆議院議員を中心に活動のご支援をいただいた。
 今回の豪雨災害で被災した方や地域の1日も早い復旧・復興をお祈りするとともに、犠牲になられた方には心よりご冥福をお祈り申し上げたい。
 わずか1日だったが、多くの気づきを与えてくれた活動の記録である。
 新宿での集合前は、市の職員有志と赤十字奉仕団が行った災害義援金募金のお手伝いを武蔵小金井駅で。多くの皆様にご協力をいただき感謝申し上げます。
 建物前の街頭演説に参加したことはあるが、利用者としては初めてのバスタ新宿が集合場所。
 立憲民主党東京都連が企画した夜行日帰り弾丸ボランティアツアーで、行きは長距離夜行バスで21:30バスタ新宿発。
 人生初の3列シート、トイレ付き高速夜行バス。シートはかなり倒せるのでポジションを決めてしまえば結構快適でリラックスできるバス旅だった。
 休憩は足柄SAのみ。あとは乗務員交代のための運転停車のみで、途中津山駅、岡山駅を経由して終点の倉敷駅は翌朝8:15着。
 倉敷到着後は立憲民主党岡山県連災害対策本部となっている鳥井良輔県議の事務所で準備、高井崇志衆議院議員より状況の説明を受けたのち災害ボランティアセンターへ。

 ツアー参加者は西澤圭太都議をリーダーに都内の区議、市議など14人全員がボランティアセンター前で。作業前なので皆さん元気である。
まずは体育館に入る前にテープに名前を記入し名札にする。
体育館内の受付で住所氏名等を記入する。

 説明と注意を聞くこの場所には椅子が5列並べてある。この5人が活動班となり、最後まで一緒に活動することになる。リーダーと時計係(タイムキーパー)を決めておき、タイムキーパーは作業と休憩時間を管理して熱中症を予防する工夫だ。
 その後大型バスに乗り込み各サテライトに向かう。マスクやゴーグル、手袋等の不足があればここで支給を受けることもできる。ペットボトルの水のサービスもあり、まさに至れりつくせりの対応だった。

ボランティア受入れ体制が秀逸。小金井も学ぶべき

 倉敷市の災害ボランティアセンターは中国能力開発大学におかれ、校庭が駐車場として、体育館が受付と説明会場になっていた。この受付から説明、作業班わけして大型バスに分乗して3箇所あるボランティアサテライトへ向かう流れになっていた。受付から出発までの流れが非常にスムーズだったことが印象的、これは小金井でも参考にしたいところだ。
 行政も、災害ボランティア受け入れの当事者となる社会福祉協議会も、こうした現場を見ておく必要があるのではないかと強く思う。
箭田サテライトが置かれた市役所真備支所。保健福祉会館併設が併設されている。
浸水した施設から運び出された什器類。パッカー車に直接積み込まれ処理されるものもあった。





 大型バスで派遣された真備町の箭田(やた)サテライト。到着後すぐにリーダーに住宅地図とともに作業シートが渡され、ボランティア先が指示される。リーダーは作業の指示書を元に作業するお宅(の携帯電話)に直接電話し、現場の被害状況と作業内容を聞き取り、必要な道具と資材を一輪車に乗せ、それぞれ徒歩で現場に向かう形がとられていた。
支所前の道路に出された災害ゴミの撤去作業にあたる自衛隊と報道カメラ。自衛隊の作業が入るとこのように徹底的に片付けと清掃がおこなわれる。市内いたる所でこのような光景が見られた。 
 遠くに見えるのは井原鉄道の高架橋。決壊した小田川の堤防は高架橋のはるか先になる。溢水した泥水は高架橋の方向からこちら側に流れてきたことが稲の倒れ方を見るとわかる。
 この時は気づかなかったが、溢れた川の水は写真左手のお宅の2階のベランダ手すりを超える高さに達していたことがわかった。

 ボランティア先へ向かう街中の景色。ボランティア作業で発生した災害廃棄物や泥の入った土嚢袋が道路に出され、アスファルト道路は一面堆積した泥に覆われていた。

家屋の畳や家具など主だったものはこれまでの作業で片付けられておりこの日は庭の片付けと泥出しと清掃だった。特に畳は腐敗が早いため最初に運び出す必要があるとのことだった。

 災害ゴミは一輪車で近くの空き地に設けられた集積所へ。一輪車をよく見ると鎌倉市の社会福祉協議会のものだった。現在の報道でも災害ゴミの処理が問題になっているが、近所の公園もご覧の通り。まずはこのようにしないと個人宅の処理が進まない。こうして搬出された災害ゴミは通常は異なり全てが一般廃棄物として行政による処分が求められる。


2階の床にも粒子の細かい泥が。水は刻々とこの階段を登ってきたのだ。


溢れた川の水の水位が2階の壁に残っていた。床上約150センチほどだろうか。上下の写真を見ていただくと水は2階のベランダの手すりを超える高さだったことがわかると思う。救助隊はここからボートで侵入しサッシのガラスを破って救助をおこなったのだという。


水は2階ベランダの手すりを超えた

 作業はボランティアセンターの指導通りに熱中症予防のため20分作業、10分休憩のパターンで行った。支援先では80歳のご主人と奥様、休憩時間にはご用意いただいた冷たい飲み物をいただきながら豪雨による溢水の水位が上がっていく様子をつぶさにうかがうことができた。このお宅のご夫婦は、水位が上がり2階の床上まで迫ったため、押入れに避難、その後も水位が上がり続けたためさらに上の棚によじ登って救助を待ち、停電の暗闇の中でご主人が持つ懐中電灯の明かりに気づいた救助隊のボートによりベランダから救出されたとのお話だった。
 許可をいただき、お話を伺いながら室内を拝見し写真を撮らせていただいた。塗装屋の目で見ると建物はプレハブ住宅メーカーのもので外装もしっかりと手入れされていた。浴室は最新のバリアフリータイプに、キッチンセットも使い勝手の良いものに交換され、ご夫婦が大切に住まれている様子がだった。45年間愛着を持って暮らした思い出の詰まったお宅は、最終的には解体を検討せざるを得ないとのお話に胸が痛む。
 Kさん宅で作業させていただいた5人のうちの4人。こうした状況での写真撮影は気がひけるが、「構わない、記念に撮っておいてほしい」とのご主人のお言葉に甘えて撮らせていただいた。
被災地は多様な被害を被っている
 作業後は岡山県連のご好意により被災地の視察をさせていただいた。災害廃棄物の集積場のひとつとなった真備中学校。小田川堤防の決壊箇所、避難所となった岡田小学校、隣接する総社市にある爆発したアルミリサイクル工場などを見せていただいた。

 災害廃棄物の集積場となった真備中学校の校庭。鉄くずリサイクル業者のトラックなどもあり、当初よりだいぶ分別と搬出が進んでこの状態だという。
校舎は2階床上まで浸水とのこと。時計が止まった時間は午前なのか深夜なのか。
 高架沿いにも多くの災害ゴミが。これを自衛隊や行政が処理していくのだ。高架は井原(いばら)鉄道井原線。
遠くに決壊した堤防をのぞむ。一面の田んぼを泥が覆う状態。
 堤防復旧工事7月26日現在の様子。写真右手が大きく決壊している。堤防横の住宅も当然大きな被害を受けているが、その様子が気の毒でならず、この場で公開することは避けたい。

 ダンボールベッドとパーテイション、10台のスポットクーラーが整備されて以降、避難所の環境はだいぶ改善したとのこと。撮影許可をいただき避難者のプライバシーに配慮させていただき内部の様子を記録させていただいた。原則パーティションは日中は開放しておくルールだという。

ダンボール工業組合提供のベッド。高さが生まれ安眠度合いが格段に向上したという。小金井市でもこういった団体と事前に協定を結び、災害時の避難所環境の維持を図るべきだろう。


 HUG(避難所運営ゲーム)を体験する痛感するのが避難所における情報提供の大事さだ。そうした工夫の一端を見せていただいた。倉敷市には小金井市からも職員派遣が行なわれている。



 氾濫により爆発した総社市のアルミ工場周辺の様子。警察の検証が終わらず片付けが進まないということで、片付けも出来ず生活再建が遅れていることが気がかりだ。この地域も浸水したが水位上昇前の爆発で住民が避難したため人的被害は確認されていないとの話だった。
 工場からは100メートルはある場所まで吹き飛ばされたプラントのパイプが爆発の凄まじさを表している。

まだまだ被災地支援の人出は足らない

 被害を受けた地域の復興は少しづつ進められているが、住み慣れたまちの風景が変わってしまい、被災した方々の失われた日常を思うとその喪失感は小さくないだろうと感じた。被災した学校だけでなく避難所や災害廃棄物の集積場となった小・中学校、そして特別支援学校。現時点では仕方がないのかも知れないが、こうした学校も再開の見通しが立っていない。避難所を訪問させていただいた時に子どもたちへ様々な形での支援の提供が始まっていることがわかったので一安心だが、こうした支援も含めて被災地は倉敷に限らず、まだまだ足らない状況だ。マスコミで報道されていない被災地の人手不足はもっと顕著だろう。こうした被災地の情報の共有をさらに進める必要があるのではないだろうか。
 視察させていただいたのは避難所が開設された岡田小学校の校庭。ここは高台にあり浸水被害を免れた場所だ。 


 最後に。まきび支援学校のこと

 最後に被災した倉敷まきび支援学校の話題を記しておきたい。
 Facebookでシェアされた情報では、倉敷まきび支援学校は2階まで浸水したため、今年度中の復旧が難しく(!!)在籍する児童・生徒は2学期以降、他の支援学校への通学などの対応を検討する状況だという。

 2学期は特別支援学校の児童・生徒にとっても進路選定の大切な時期だけに、通学先の変更だけでなく担任の先生が変わってしまうことに不安を覚える児童・生徒や保護者の皆さんは少なくないはずだ。またおそらく児童・生徒自身が被災しているケースもあるのだと思う。首都圏と違い地方の特別支援学校は距離が離れた場所に点在するため通学の負担も小さくないはずだ。 しかし、こうした状況はあまり報道されず、知られていない。報道が報道を呼ぶためメディアが1箇所に集中し、未知の被災地が多くできてしまうのだと思うが、こうした児童・生徒のかけがえのない日常が豪雨災害で失われてしまっていることを決して忘れるべきでないことを最後にお伝えさせていただきたい。


作業後は 倉敷駅から岡山駅へ。途中は懐かしの国鉄型で。見るたび思うが国鉄型にこの車体色は似合うのか?
 新幹線乗換の前にせっかくだからとお土産の調達のために岡山駅から外へ。そして駅前の大通りを行く路面電車を眺めてみた。少しの時間でも旅気分を味わいたいと思うのは貧乏性だからか?
 行きは高速夜行バスで11時間。帰りはコレで3時間。当然だが移動の質がまるで違う(両方好きだけど)。ほとんど瞬間移動である。



2018年7月31日火曜日

学校が地域の中心であること


 7月14日(土)に第1小学校で行われた防災訓練に参加させていただいた。学校を中心にして隣接する自治会・町会に声をかけて、大災害時の避難所開設から避難者の受入を想定した訓練だった。

訓練の支援に参加した消防団第3分団のポンプ車前で村山市議会議員との1枚


 訓練は猛暑の中、消防署や消防団第3分団の支援をいただいて行われた。西日本の豪雨災害犠牲者に対する黙祷から始まった訓練は、市の指定要員による学校の鍵開けから避難者受入準備、体育館にある備品を使ったパーテイション作り、AEDを使った応急救護、傷者搬送や災害用電話の開設などが行われた。




体育館にあるマットを使った傷者搬送、カセットガス燃料のポータブル発電機、バルーン投光器を操作する様子。傷者を抱え上げマットに横たえるまでを実演してくれた第3分団の団員の皆さん。こうして訓練された団員に実際の動きを見せてもらうことは大変参考になりありがたい。
災害用仮設電話設置の様子。第1小学校では体育館入り口の壁に接続装置を収めたボックスがあり、これに電話機5台まで接続が可能
屋外では消防署が設置した煙体験ハウスの体験がおこなわれた
 避難場所と避難所の違いをご存知だろうか。地域防災計画上の想定では、大災害発生時には学校の校庭を避難場所として開放する。そして必要に応じて体育館や教室などを開放して避難所としていくことになっている。
 この避難所運営に関わる組織作りが遅れていることが小金井市の防災上の大きな課題であることは、市議会でこれまでも繰り返し指摘してきた。避難所運営協議会の設置を進める取組はほとんど行われていない現状で、今回のような訓練が学校を取り囲む地域との連携で行われた意義は極めて大きいと感じた訓練だった。

2018年7月14日土曜日

2元代表制における議会と市長の関係


 平成30年第2回市議会定例会(6月議会)は6月25日までとなっていた会期を7月3日まで延長し、庁舎と(仮)福祉会館建設関連経費が計上された補正予算は、賛成多数で可決した。
 平成28年10月に「新福祉会館と新庁舎の早期建設を求める決議」全会一致で可決されて以降、議会意思として早期建設を求めてきた流れがあったが、先の3月議会では関連経費が平成30年度当初予算に計上できなかったため、議会から市長に対し厳しく責任を問う声があがっていた。
 こうした状況で始まった定例会では、補正予算案を審査する予算特別委員会(篠原ひろし委員長)が6月18日だけでは終わらず、21日の予備日(定例会中に積み残した議案審査を処理するための日程)では市長から「答弁に調整の時間をいただきたい」との申し出があり、会期が8日間延長され、7月2日開催の予算特別委員会総括質疑で議会から以下の点が指摘された。
①契約発注方式の検討 ②施設複合化方針の検証 ③財政計画の精査 ④市民説明 ⑤基本設計事業者選考委員会の構成 ⑥CM(コンスラクション・マネジメント=建設工事発注者支援のために工事監督業務など発注関係事務の一部または全部を民間委託する方式)の採用について庁内の人材育成
・・・
など、6点の質疑について市長は、「遅くとも8月22日の庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会までには一定の方針を示す」と表明し、「DB(デザインビルド方式=設計施工一括発注)、従来方式双方をフラットに検討し、結果として建設スケジュールが延伸することも受け止める。その上で皆様にご理解いただき早期竣工を目指したい」答弁した。
 これを受けた議会は、翌3日の最終本会議で市長原案と2会派からの修正案が採決され、市長原案は賛成多数で可決、修正案は否決された。さらに今回の予算に対する付帯決議が賛成多数で可決、2会派から提案のあった「西岡市長の提案姿勢と責任を厳しく問う決議」は否決、さらに2会派から「選考委員会及び評議委員会設置条例」が提出され、閉会中の庁舎特別委員会へ付託され、継続審査となった。
 こうした数々の波乱の末、賛成18:反対5で可決された予算だが、議会からの指摘の検証のために必要な時間を最小にとどめた上で、なおかつ議会との合意形成を図ることができるのか。議会が求めた検討を行った結果、平成33年度中の竣工を目指す建設スケジュールの延伸の可能性が出てくるなど、難しい課題を残していることも事実だ。
昨年11月の特別委員会で示され、最も有力な施設配置案と説明されてきたCre-2案では敷地内の清掃関連施設を敷地内に仮移転させた後建設工事に入るとする特徴がある
 今回の予算審議では、市長が議会の指摘を受入れて検証を行うことになったわけで、議会と市長の関係としては健全な議論を行った末の方針変更と言えるだろう。しかし、スケジュール延伸が避けられなくなった時に、2元代表制を担う議会は、市民への説明責任をどう果たしていくのか、責任を行政側に押し付けずに議会もこの責任を受止めていくことが重要なのではないだろうか。




2018年6月23日土曜日

修正案が可決!「障がいのある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例」

 小金井市議会6月定例会開催中の6月21日議会予備日に開かれた厚生文教委員会で「障害のある人もない人も共に学び共に生きる社会を目指す小金井市条例」修正案が全会一致で可決した。
(条例案策定に向けたこれまでの経過は以下のリンクをご参照ください)
https://www.city.koganei.lg.jp/kenkofukuhsi/shogaishafukushi/kaigiroku_shougai/kaishoujyoureikeika.html

 3月議会で議会に上程され、厚生文教委員会に付託されて以降、定例会中に議案が後日送付されたことで議会から「市長の提案姿勢に問題あり」との厳しい意見表明から始まったこの条例だが、当事者に学ぶ勉強会や同様の条例を施行している先進市の視察、委員有志での意見交換など、条例の一致点を探るために重ねた様々な取り組みが修正案に結実し、委員会での全会一致での可決となったものだ。
 条例の原案は小金井市が設置した地域自立支援協議会で、約3年かけて議論し作成してきたものだ。協議会には市内の障がい福祉に関わる事業者や当事者と当事者支援団体、教育委員会、幼稚園や保育園の代表が参加し協議会の事務局は障がい福祉の所管課である自立生活支援課が担当、また小金井市地域自立生活支援センターが協議会の運営支援委託業者として加わり、聴覚障害者に対する情報保障ツール「UDトーク」を活用してきたことも特に記しておきたい。
 当初個人的には、協議会がこれだけの時間をかけて策定した条例原案に対して、市議会が修正をかけるべきではないとの思いを強く持っていた。しかし、条例をより良いものとするために議会が議論を重ねて、担当部局にヒアリングを行った結果、今回の結論に到達できたことは議会にとっても大きな収穫と考えている。
 条例は、順調にいけば25日に予定されている最終本会議で採決され可決する見込みだ。
 障がいを理由とした差別を解消するこの条例の一番のねらいは、当事者が差別と感じた時に「解決のための話し合い」を相手方に申し入れできるようになることと、こうしたことを条例を有する小金井市が主体となって関われるようになることだと思う。さらに理想を言えばこれにより無知による差別や偏見がなくなり、障がいがあってもなくても、子どもも高齢者も共に暮らしやすい地域づくりが可能になるのではないだろうか。
 これまでの議論でこの条例は自立支援協議会でも、議会側でも100%の内容でないことを認めているが、今年10月に施行が予定されている東京都の同様の条例との整合性の検討を含め、条例を運用する中で、この4月に委員が改選された第6期協議会の皆さんにその議論を託したい。
 この条例の施行はゴールではない。新たな障がい者支援のための議論のスタートなのではないだろうか。
 地域自立支援協議会がこの条例の策定を始めたのはよくある市長諮問によるものではなく、協議会の皆さんの自主的な取組が事務局を始めとする行政を動かして実現したものだ。こうした例は他に例がないのではないかと思っている。
 最後まで諦めずに一致点を模索し、シンポジウムの開催や議会への説明を重ねて条例を仕上げた自立支援協議会の皆様には、改めて心から感謝を申し上げたい。

2018年6月3日日曜日

無知からおきる障がい者差別をなくすための市条例を


 昨晩はコレでした。3月議会に条例案が議案として上程された後に継続審査となり、付託された厚生文教委員会では閉会中に2回委員会を開催し、条例を策定した地域自立支援協議会委員有志の皆さんとの勉強会や意見交換、厚生文教委員有志の意見交換や八王子市への取材など、数々の数々の取組を重ね条文の検討を重ねた結果、現状では非公式なものだが委員会で「合意できそう」な条文の修正案について、市民の皆さんのご意見を聞いてみたいと開催されたものだ。
 条例案に対する会派の見解とそれぞれの修正案と現状の一致点として合意できそうな案について、参加者から様々なご意見をいただいた。ワタクシ鈴木は厚生文教委員ではないが、会派「みらいのこがねい」の岸田議員が所用で欠席のため、委員代理として発言する機会をいただいた。

 みらいのこがねいとしては当初は地域自立支援協議会が4月1日施行を目指していたこと、手をつなぐ親の会からも4月1日施行を求める陳情が提出されていたことを尊重したい考えで、自立支援協議会でも「約3年かけて検討してきた条文が現在の到達点。あとは市議会で議論していただきたい。たとえ完全な条例でなくとも早期に条例を施行し第6期自立支援協議会の任期の中でさらによりよいものにしていきたい」との高橋会長の見解を最大限尊重するが、条例を可決成立させる委員会の一致点を見出すために必要な修正の協議は必要との立場だ。
 意見交換会の最後にも意見表明の機会があったが、ここでは条例の施行に向け、合意できる一致点を模索してきた厚生文教委員会の皆さんのこれまでの取組に感謝していること。そして「障がいを知らないことから起きてしまう差別をなくすためには条例が必要。重度の障がい持つ次男の父親としては、親亡き後に障がい者が安心して暮らす社会のために条例が必要と述べさせていただいた。
 条例の審査は6月定例会中の6月13日の厚生文教委員会で行われる予定だ。


 

 



自民、公明、こがおもが反対し、全会一致ならず・・障害児短期入所施設の新設と既存施設の支援拡大を求める陳情書

2 月 10 日、厚生文教委員会で「障害児短期入所施設の新設と既存施設の支援拡大を求める陳情書」の採決が行われた。 本陳情は市内の桜町病院併設の障がい児対象ショートステイ事業所が、施設の老朽化と支援員さんの確保が困難で閉鎖されてしまうため、同様の施設新設と増設を求める内容だ。 採...