2013年5月25日土曜日

消防団の訓練

 先日、消防団の訓練を見学させていただきました。ワタクシの出身分団であります、第四分団の仲間たちの顔を見たくて訓練にお邪魔させていただいたのです。訓練というのは、消防団が技量の向上のために行っている「消防操法」の訓練です。小金井市では、2年に一度、市内の消防団5個分団がこの技術を競うため、操法審査会をおこなっています。審査会がおこなわれるのは5月26日(日)、つまり明日です。
 このために、それぞれの分団が優勝を目指して訓練をおこなっている、というわけなのです。消防団っていったい何をやっている?とよく言われますが、団員は日中はそれぞれの家業、仕事をしています。なので訓練はすべて夜間、しかも人目に付きにくい小学校の校庭や公園の駐車場で、このようにおこなっています。

選手は、指揮者、1番から4番員の5名。ポンプ車の後方に集合。整列して待機

ポンプ車右側で「第1線延長!」と2番員が伝令。


ホースをポンプ車の左右に2線延長、それぞれ3本ずつ接続します。3番員が4番の機関員に対し「第2線延長」と、放水開始の伝令に来たところ。



2線で放水中。この日は実際の水圧やポンプ車の機関の運用など、基本的な姿勢と動作を学ぶために放水をしていますが、26日の操法審査会では放水はせず、演技のみとなります。
一連の動作を終えて、選手への指導をしています。一人ひとりの確実な動作と、5名の選手すべての連携と放水までのタイムと美しさを競技です。夜間の公園で選手たちの気迫が輝く瞬間でもあります。

 この訓練は、ポンプ車を使い、ホースを延長し火災を制圧するための基本的な操作を学ぶ場でもあります。そしてそれは、団員の皆さんの自主的な盛り上がりと、団員のご家族の深いご理解に支えられています。この盛り上がりと熱意が、小金井市の消防団の活力の源と言えるでしょう。
 この活力こそが、いずれ発生すると予想される巨大災害時に、必ずや真価を発揮すると確信しています。
 しかし近年、訓練場所が限定され、不足しています。指揮と確認のために選手たちが出す声やポンプ車のエンジン音などが騒音だとされるためです。訓練場所の確保は今後も難しい課題です。しかし、これは消防団にとってはなくてはならないものです。小学校校庭の芝生化もこの問題とは無関係ではありません。
 小金井市消防団操法審査会は5月26日(日)午前10時から、市立第三小学校校庭でおこなわれます。見学はどなたでも自由に出来ますので、消防団の団員のこれまでの訓練の成果を、どうか多くの市民の皆様においでいただき、選手たちの気迫に触れていただければと思います。
 


生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

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