2015年4月14日火曜日

行政の責務??(福祉会館の建替について)


 市議会3月定例会が終わってはや19日。桜の季節も、すぎてしまえばあっという間でした。
 定例会の争点は福祉会館の建替のための設計と施設の検討を市内の法政大学との共同研究で、わずか1年で行うという実現すれば全国では初めての斬新な取り組みだったわけですが、これが建築士法23条に抵触するのではという議員の指摘に対し明快な答弁ができないまま、市長が提案した予算を撤回した問題。
 もうひとつは、東町の公民館と図書館分館がある東センターを今年8月に民間委託する提案が、私が市議会民主党を代表して行った「委託先として検討しているNPO法人は、経費節減のための安価な下請け先なのか?」という質疑が発端となり、問題が表面化し、法人との十分な協議が済むまで委託は延期すべきという内容の付帯決議を全会一致で可決して3月25日の深夜11時近くに閉会しました。
 9月定例会の市役所第2庁舎の買取りの提案の時もそうでしたが、提案のメリットを議会に明快に示すことができず、議会が紛糾し結果的に提案を取り下げるパターンを再び繰り返してしまったわけです。
 この問題は市議会定例会中には解明できず、本日4月14日に開催された連合審査会でも、大学との共同事業の適法性についての結論は「現在も検討中」ということで明らかにはされず、継続審査となりました。またもや課題が解明されずに、先送りとなってしまったわけです。 
 行政として法令のチェックは基本中の基本であるはず。部局の説明では、新福祉会館建設検討のための設計委託事業者の公募型プロポーザル選定委員の就任を依頼した際、法政大学の教授に市民参加型共同研究の提案を受けた事がきっかけで、検討が始まりました。では、その時に担当部局の管理職者や、行政内部の法務担当者のチェック体制に疑問を感じています。
 福祉会館問題では、一連の混乱の責任をとる形で、事業の先頭に立ち動いていた職員が配置替えされました。しかし市長や部長、課長などの管理職者の責任は曖昧なままです。こういった対応が、後に続く若手職員のやる気を削いでしまわないか、またこのような失敗を繰り返さないためにどのような対策を講じるのかは依然として不明瞭なままです。
 福祉会館の地下には市の福祉共同作業所があり、ここでは福祉作業所(就労継続支援B型)10名。重度知的障がい者の日中の居場所として生活介護の利用者が10名、合計20名の障がい者のかけがえのない活動場所です。障がい者当事者も、そのご家族の方も年々高齢化が進み、様々な支援が必要になる中で、皆さんの安全と安心をどのように確保していくのか、といった視点も忘れてはいけないですし、むやみに長引かせるべきではないと考えています。
 3月定例会の終わり方もスッキリとせず、今回も問題が先送りとなってしまったわけですが、要は行政のトップである市長が、建築士法上の問題を整理した上で、実行するのか、しないのかといった「大方針」を示していかないことには、部課長も答弁できるわけがありませんし、この問題は1ミリも前へ進みません。
 福祉会館問題についての議論を行う連合審査会は、すべての陳情と議員案が保留となったまま、次回の開催は6月定例会の会期中になる模様。市長はじめとする行政にこの厳しい事態を打開する方策は見つかるのでしょうか。

2015年4月13日月曜日

防災会活動って、究極の住民自治でしょ


 昨日は私が会長を務めさせていただいている貫井南町東自主防災会と貫井南町東自治会の総会でした。外は久々の晴れの日曜日でしたが、会場は70名を越す会員の参加で満員でした。

 自治会の役員さんは基本的に1年で交代するわけですので、総会の主な出席者は新年度の班長さん。区域を担当する副会長さんから回される回覧板を各班に配布したり会費や募金の集金を担当するのが班長さんのお仕事。班長さんも1年交代なので、毎年メンバーが入れ替わることになりますね。総会では、防災会長としての挨拶をさせていただくのです。今年は「自治会・自主防災会の活動は、究極の住民自治。特に行政や防災機関も被災し、ライフラインがダウンする大災害時は、自分や家族の安全を守るのは自分自身。最悪の想定をして、行政に依存せず、極限状況でもご家族を守るための知識やヒントを、新しく班長になられた皆さんには身につけていただき、地域を守る取り組みを一緒に考えていただきたい」と話させていただきました。普段、行政に対し厳しい視線が注がれる昨今。ならば災害時は、行政に頼らずに済む地域づくりに力を入れませんか?
 それがある意味地方自治、住民自治では、と思うのですが。どうなんでしょ。




2015年3月20日金曜日

少ないルールをマナーで補う・・・

  市議会は、福祉会館建設問題が大きな争点となり、予算特別委員会での福祉会館関連の質疑を丸ごと保留したまま、他の予算審議が本日終わりました。昨日、市長は福祉会館関連予算を削除した補正予算案を送付し、議会は明日以降にこの議案を本会議に上程し、委員会付託後に審査することになります。
 こうした状況になると議会の審議時間はどうしても長くなり、定時には終わらず時間延長を繰り返す毎日です。
 しかし本日は定例の朝駅頭の活動日。思い切りおしゃれになったいつもの場所でのご挨拶と市政報告。その後は自宅そばの市立南中学校卒業式に参列させていただきました。

 
 今年はやんちゃな先輩の祝福もなく、おとなしい雰囲気の校門まわり。式場となった体育館での卒業生と在校生のメッセージの交換では、それぞれの思いが伝えられ、なかでも「少ないルールをマナーで補う南中学校」という言葉に感動して帰ってきました。生徒の自主性を尊重してきた校風を確実に後輩に伝えようとする卒業生の強い思いがこもった卒業式でした。
 市議会でも、党派を問わず小金井のために最良の選択をするために、それを細かなルールで縛るのではなく、市民代表として、その共通の目的のために建設的な議論ができる議会に生まれ変わることはできないものなのでしょうか。
 生徒の皆さんの素晴らしい志に触れて、心が洗われるような感動をいただいた卒業式に参加した後だけに、その思いはなんともフクザツです。

2015年3月2日月曜日

「心意気を身につける」・・・コミュニケーションチャームって知っていますか?


 コミュニケーションチャームを知っていますか?
 連日つらいニュースが流れている今だからこそ知ってほしい、川崎市のステキな取り組みをご紹介します。
 街中で様々な事情で困っている人、ハンディーがある人を見かけたときに積極的に声をかけてサポートしますという気持ちを表すアクリル製のカード。それがコミュニケーションチャームです。言葉が理解できなくても、カードを指さしてもらえば最低限のコミュニケーションができるよう工夫されたカードです。
 心のバリアフリーをクリエイティブに実現する思考や方法を、マイノリティー(社会的少数者)目線で、クリエイティブに楽しく、スポーツ、エンターテイメント、ファッションなどのワクワクするコンテンツを通じて人の動きを触発するきっかけをデザインするNPO法人 ピープルデザイン研究所とファッションメーカー「SHPS」のコラボレーションで生まれたものです。ネイビーブルーはSHIPSのコーポレートカラーですが、これが川崎オリジナルバージョンのあかし。これを昨年秋から、SHIPSの川崎市内店舗で販売を始めたという新聞記事を発見。
 さっそく川崎まで行きましたよ。買ってきました。駅ビル「アトレ川崎」3FのSHIPSの店員さんの話では、販売当初は反響が大きく、入荷するとすぐに売り切れる状況が続いていたが、最近少し落ち着いてきた」とのこと。
久しぶりの川崎駅前。駅前広場は地下街と地平部分の2層式。空が広く感じます。
 小金井市でも配布が始まっているヘルプカードとコミュニケーションチャームのおおきな違い、それは、ヘルプカードが当事者が周囲に対してサポートが必要なことを伝えるのに対し、コミュニケーションチャームは「いつでもお手伝いしますよ」という心意気を表明するためのものだから。
 障がいを理解するのは簡単なことではありません。日本では全人口の5%に何らかの障がいがあるといいます。でも実際に街で見かける機会が少ないのはなぜでしょう。知り合いに障がい者がいない理由を考えたことがありますか。理由の一つは障がい者が外へ出かけないためだと思います。事実、知的障害を持つ私の次男もそうです。これが障がい者当事者の現実です。
 そんな現状をカッコよくスマートに突き抜けるのがこのコミュニケーションチャームです。この発想にシビれました。街の多様化(ダイバーシティー)を進める意味でも注目したい動きです。
 
コミュニケーションチャームにつける紐や金具取り付けを障がい者の皆さんが行います。こうした動きが広まることで、サポートが必要な方を勇気づけ、また障がい福祉作業所に関わる皆さんの力になれたらと思います。
 このチャームは川崎市内の福祉作業所で障がい者が作っています。税込み765円。これを買うことで障がい者の工賃アップになり、障がい者の皆さんが社会貢献していることを実感してもらえて、支える家族や支援者に勇気と力をもたらすことになると思います。こうした心意気こそが社会を動かしていく原動力となるのではないでしょうか。
 こうした心意気こそが、支えや気遣いが必要な人を社会的に孤立させない理念、ソーシャルインクルージョンにもつながるのです。
 明日3月3日は、昨日の日曜議会の一般質問に続いて残り45分の持ち時間の一般質問が始まります。スズキの質問は、小金井市が将来もこうしたまちの多様性を失わず、小金井市であり続けるために必要な将来のビジョンについて、より多くの市民が共有するための質問を行います。
1.10年・20年後の小金井に未来はあるか
2.学校教育における合理的配慮は検討されているか
の2項目です。質問通告の順に質問するのでスズキは6番目、3時休憩後の15時30分から45分間の予定です。質問時間は前の質問者の質問時間により、時間が早くなる可能性があるのですが、傍聴を希望される方はご注意ください。



危機的財政状況の原因は扶助費の増大か? 日曜議会一般質問終わりました

 平成27年第1回定例会が、2月23日(月)13時より開会しました。新年度の施政方針が市長から示され、新年度予算案の審議が行われる重要な定例会です。
 配布された議案書にある施政方針を読みましたが、可燃ゴミ処理問題が1歩前進したことを除けば、施策にメリハリが乏しく平板な印象を拭えません。
 多摩26市中最悪な経常収支比率で危機的な財政状況、保育園待機児問題も26市中最高の待機児率(就学前児童数と待機児数の割合)・・・。この問題に対する危機感が欠如している気がしてなりません。選択と集中の発想で解消の目標を定め、短期集中で数値の改善を図るべきと鈴木は考えます。
 3月1日に日曜議会が開催され、今回は議長除く議員23名の一般質問が行われました。
1日で23名全員が質問するため、議員一人の持ち時間は15分。鈴木は「小金井市の危機的財政を脱するため、経常収支比率の目標値を定めないか」
の1項目。6人目なので11時15分から30分まで質問しました。
 危機的財政状況といわれて久しい小金井市。行財政改革による人件費の削減額は30億円以上。それでも状況が好転しない理由について質問しました。市長からも答弁があり、経常収支比率を改善する努力は続けているが、日々多様化する市民ニーズへの対応や、増加する福祉関連予算など義務的経費の増大を抑える難しさから、数値の改善はたやすいことではないとのお答え。しかし、平成24年・25年度と2年連続で経常収支比率ワースト1の小金井市。25年、26年度で保育園待機児解消のために増やした保育園定員は502名です。これだけみても扶助費はさらに増えるのですから平成26年度決算時の数値が気になるのです。子育てや高齢者・障がい児・者福祉に必要な予算も増大していく現状で、他市なみの90%前半の経常収支比率に戻すことは不可能なのでしょうか。
 その後に残時間45分の一般質問は3月3日(火)から始まります。
鈴木は3月3日、予定では15時30分から45分間です。
1.10年、20年後の小金井に未来はあるか
2.学校教育現場での「合理的配慮」検討されているか
の2項目の質問です。

日程日割表は小金井市ホームページ
https://www.city.koganei.lg.jp/kakuka/gikaijimukyoku/gikaijimukyoku/info/25-2hiwarihyou.files/27.2.18hiwarihyou.pdf
をご参照ください。


2015年1月26日月曜日

地域の力は子どもたちがつくる。学校を地域の防災拠点に考えてみる


 1月24日、私が会長をさせていただいている地元の貫井南町東自主防災会は、市立南中学校を会場に当日部活動に参加している生徒さんと顧問の先生とともに防災訓練を行いました。近い将来高い確立で発生するといわれている首都直下を震源とする巨大地震ですが、これは阪神淡路や中越、中越沖、そして東日本大震災とも違った形の災害になるはずです。東京の人口はおおよそ1,561万人です。3・11直後の混乱を思い返せば少しは実感が増すでしょうか。
 電気、ガス、水道などのライフラインがダウンするような大混乱の際には、東京都のような人口規模では消防・警察、また自衛隊の災害出動などはあてにできません。普段から行政に頼らない、自立した地域を目指す必要があると、個人的には考えています。こういった状況で一時避難所となる学校の存在、私たちの住む地域が、学校をどのように捉えるのかが重要になるとも考えています。
 私個人でも地域コミュニティーの中心となるべき学校の重要性について繰り返し、様々な場面で主張してきました。
 そんな思いを自主防災会の皆さんと語り合い、育ててきました。昨年の1月に続き、今年も行った南中学校での訓練は、今回も我々に多くの刺激と教訓を与えてくれました。小金井消防署のご協力をいただきながら、生徒さんとともに考え、動いた避難所での炊き出し、避難所の設営と段ボールを活用したパーティション作り、倒壊家屋からジャッキや「テコの原理」の応用や車載ジャッキを工夫した救出体験、応急救護と車イスの操作と介助体験などを行い、生徒さんと地域住民が協力して危機を乗り切る体験を共有しました。
 傑作だったのは段ボールのパーティション。生活空間を確保するための「仕切り」を工夫して作って下さいとお願いしたのですが、生徒さんたちは大人の固い観念を打ち砕き、見事な段ボールハウスを作ってくれました。ケチな大人の考えを押し付けてはいけないのです。


 訓練の最後には皆で野菜の皮むきから手作りしたカレーと非常用備蓄食料のアルファ米をいただきました。とにかくそれぞれのメニューを体験する生徒さんの目の輝きが印象的でした。画像にはありませんが、可搬式ポンプの放水体験でも、普通はホースの筒先の保持体験どまりなのですが、今回はポンプのエンジンかけからのチャレンジ。今どきスマートフォンでリモコンエンジンスタートができる時代ですが、可搬式ポンプのエンジンはヒモを「エイヤッ」と引っ張る独特のコツがいるのですが生徒さん、がんばりました。
 東北の被災地で聞いたのは、いい避難所は子どもたちが生き生きと大人の手伝いをしている避難所だったそうです。ひとりの有力者が権力をもって避難所全体を仕切ってしまうことが一番ダメだったそうで、こうなってしまうと弱い立場、声をあげにくい立場の避難者が追いつめられてしまうと聞きました。そうです。避難に際し配慮や支援が必要な皆さんへの心配りが行き届かなくなる可能性が高まるのですよ。自分たちがが生活するすぐそばの学校が避難所になったらどうするのか、そのための備えと危機を乗り切る地域の力について、今後も地域の皆さんと一緒になって考え直すいい機会になった訓練でした。

2014年11月17日月曜日

「大人はご機嫌でいる責務がある」

 昨日16日は、第28回こがねいパレット(小金井市男女参画推進事業)が公民館本館で開催されました。市と市民が共に行う男女共同参画推進のために市民公募の実行委員会方式で委員を募り、企画と実行をしています。
 こがねいパレットとの縁は、以前障がいをテーマに取り上げた年に、私が関わっている障がい児の父親の会が、「父親の会」?ということで、企画実行委員の目に留まり、参加しないかと声をかけていただき、以来数年間、私たちのメンバーが企画実行委員に名前を連ねお手伝いをしていました。当時は、会場設営のための展示用の大きなパネルを運び、組み立てる作業すべて企画実行委員の高齢の男性・女性たちだけで行っていたことを知り、設営のお手伝いをしていたことを思い出します。
 今年のテーマは「ゆる家事」。第1部講演会講師に浅倉ユキさんをお招きした講演会、第2部は、野菜を使った「ゆるベジ料理」の講演ということでしたが、時間の都合で第1部だけの参加でしたが、とてもいいお話でした。
 家事労働の大変さ、家事労働に対する評価の低さ、日本の主婦の家事労働時間の長さは、お隣り韓国についで 長い4.22時間だということ。日本人の真面目さ、靴を脱いで生活する 国ゆえにキレイにしなければという観念が大きく影響するとはいえ、主婦はこうあるべしという呪縛から解放されてもいいのではないかという思いから「ゆる家事」を提唱。もちろん日本では、男性が仕事に束縛されている時間が異常に多く、パートナーの家事分担が出来にくいといった事情はあるにしろ、お母さんがご機嫌でいることが一番大事。そのためにもう少し「楽をする工夫」をしませんかというお話です。「頑張ったハイスコアな自分ではなく、いつもの残念な自分を標準にする」、「ご機嫌なつもりではなく、本当にご機嫌になる」。そのためにハッピーな自分を想像することで、自分自身がご機嫌になる方法がわかりますよ、というのです。具体的には、掃除機かけが苦手という人には、掃除機かけの何がイヤなのか、イヤなポイントを掴んでそこをひっくり返す・・つまり掃除機かけのコードが伸びきって、近くのコンセントにプラグを差し替えることがイヤならば、掃除機をコードレスにかえてみる・・すなわちこれがゴールというわけなんです。「何が足らないから、それをしないのか」を突き詰めることによってポイントを見つけて、それをひっくり返す・・・これがゆる家事の基本なんだそうです。その結果、お母さんがハッピーになって、それを見ている家族もハッピーになるしあわせの連鎖が生まれるということですね。浅倉さんの「大人はご機嫌でいる責務がある」という最後の言葉が、とても暖かく心に残りました。いやー、とてもいいお話でした。ワタクシ自身、頑張らずに、自分の使った食器ぐらいは自分で洗う、びしょ濡れの洗面台は自分で拭き取る・・・ようにしなければ、と強く思ったのであります。

自民、公明、こがおもが反対し、全会一致ならず・・障害児短期入所施設の新設と既存施設の支援拡大を求める陳情書

2 月 10 日、厚生文教委員会で「障害児短期入所施設の新設と既存施設の支援拡大を求める陳情書」の採決が行われた。 本陳情は市内の桜町病院併設の障がい児対象ショートステイ事業所が、施設の老朽化と支援員さんの確保が困難で閉鎖されてしまうため、同様の施設新設と増設を求める内容だ。 採...