2018年10月29日月曜日

6会派12名が、新庁舎・福祉会館建設計画の追加調査を要求(9月議会報告)


 10月7日(土)早朝に、小金井市政施行60周年記念行事として、小金井公園で行われた「みんなのラジオ体操会」はNHKラジオで全国に中継された。当日は市内・外から2500人の参加者が、早朝の冷たい空気の中で爽やかな汗を流した。
インスタ映えを意識してか、会場にはこのようなパネルが用意されていた。

庁舎建設基金は積立総額27億円へ 

 8月30日に開会した9月議会(小金井市議会平成30年第3回定例会)は、10月5日に閉会した。
 平成29年度決算による前年度繰越金を元にした第2回補正予算を可決した結果、庁舎建設基金はプラス8億円=27億円。財政調整基金はプラス10億円=28.3億円。地域福祉基金がプラス1億円で7.5億円となった。また10月1日施行となった障がいのある人もない人も共に学びともに生きる社会を目指す小金井市条例の周知のため、横断幕やリーフレット作成、地域自立支援協議会の医療や法律の専門家を増員するための経費、住宅耐震化促進のためのリーフレット配布、総合学園テクノスカレッジ体育館の市民開放(当面は月2回)のための経費などが計上されている。
現在の施設配置案では、庁舎建設予定地の空缶・ペットボトル処理施設とリサイクルセンターは敷地内で移転し、庁舎・福祉会館の建設工事を進めるプロセスが議会に示されている。

6会派12名が、市長に対し庁舎建設の追加調査を要求

 新庁舎&福祉会館建設については、6会派(自民・公明・こがおも・ネット・市民とカエル・緑)12名から市長に対し①清掃関連施設は敷地内移転しない ②新福祉会館の先行竣工 ③敷地東側樹木の保存 ④新庁舎免震構造地下部分の駐車場利用 との4項目の前提条件からなる新たな施設配置案検討を求める申入れが行われ、同日の庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会で同趣旨の質疑が行われた。
 これに対し西岡市長は9月25日の同委員会で「4項目をCre-2案に加えた場合の関係法令の確認と、それに伴う変更点の洗い出しを行うことから着手する」と、議会からの新たな提案に対する追加調査を行う考えを表明した。


議会の要求に応じた追加調査関連経費を計上した補正予算(第4回)が可決

追加調査関連経費81万4千円は10月5日の本会議で可決した。今後は10月中に調査結果の取りまとめ→11月5日に市議会全員協議会→11月中に市民説明会を5回実施し、平成31年度に基本設計に着手の予定だ。

追加調査は、議会の合意形成を促すものになるか

 平成29年に実施した建設計画調査で、最も有力な施設配置案とされたCre-2案と比較検討する今回の追加調査は、今後の議会の合意形成に寄与すると思うが、庁舎建設問題では8月22日の全員協議会、特別委員会で、6月議会で示された議会意思に応え、これまで設計と施工を一括発注するデザインビルド方式から、従来方式に変更し、完成時期を1年遅れの2023年3月になる見通しを報告した経緯がある。
 追加調査を行った結果は、建設スケジュールやコスト、施設の利便性にどう影響するのか、気になるところである。
 検討結果は11月5日午後に開催予定の市議会全員協議会で示される予定となっている。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...