秋祭り


 9月10・11日はワタクシの地元、貫井神社の秋祭りがおこなわれました。古代多摩川が武蔵野台地に刻んだ段丘の傾斜地のことを古くからここで暮らす人々は「はけ」と呼んでいます。はけの下段側の縁では、清冽な湧水が豊富なために古くから人が住んでいたことが知られています。これが小金井=黄金井の地名の由来のひとつではないかと伝えられています。人々の生活に欠かすことができない水をおまつりし、水の神様である「弁天様」をご本尊にした貫井神社の秋祭りというわけなのです。野川沿いに水田があったころは、湧水の水温を上げるためのため池があったとされ、これが今はなき貫井プールの前身と言われています。水を中心に人が集まり集落が形作られ、現代の貫井南町につながっているのですね。ここに古くからある伝統芸能が「貫井囃子」で、今では貴重な無形文化財として全国に名を知られた存在となりました。
 そんなお囃子が重厚な山車とともに庁内を巡行するのもこの祭りの特徴で、宵宮の際にはお囃子がお披露目されるのです。秋の日が落ちて山車の提灯と沿道の灯篭に灯が入るとまわりの空気が一変します。普段なかなか見ることができない秋の夕べのひとコマでした。

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