2011年10月4日火曜日

金木犀


 夕暮れ時にふと気付くと金木犀の香り。10月に入り週末ごとに運動会が開催されています。近頃は市内でも校庭の芝生化が進み、校庭の印象もがらりと変わってきました。子どもたちは体全体で芝生化の恩恵に浴しているように見えます。整列している中に車イスのお子さんがいるのでよく見ると、これまでと違って芝生の抵抗があるのでしょうか、移動する時に後ろにいる女の子がさりげなく補助しているのが見えました。でもみんな元気いっぱい。天気に恵まれた運動会日和で良かったです。
 さて、小金井市議会は終盤に入っていますが、ここにきて可燃ごみ処理の支援先の追加支援をいただけていない状況を受け、本日も開催中の決算特別委員会を断続的に休憩し、議会での検討がおこなわれています。可燃ごみ処理について説明すると、平成23年度の広域支援は稲城市にある「多摩川衛生組合」にお願いしている年間8,000トンのみ。市の年間処分量は13,500~14,000トンとされているので、残り5,500~6,000トンの可燃ごみの行き先が決まっていないことになります。そして、多摩川衛生組合にお願いしている可燃ごみ搬入処分量4月から8月分までの搬入実績は8月末日現在5,367トンなので、搬入できるのはあと2,633トン。小金井の発生量を月別平均は1,070トンあまり。
 残された時間はあと2カ月。この状況で新たな支援先に受け入れの承諾をいただけていない原因のひとつは、佐藤市長選挙時の「可燃ごみ処理経費20億円は無駄使い」表現だったわけで、これについては議会の指摘を受け入れ「謝罪と撤回」を内外に示しました。しかし依然として支援が受けられないことについて、市民に説明することを目的にした「タウンミーティング」が2日の夜に開催されました。可燃ごみ処理の危機的状況の説明会だったはずですが、参加した印象は、市長擁護勢力対責任追及勢力の対立だけが際立つ後味の悪さを感じています。会場の様子はユーストリームで中継されていました。広域支援に関係する自治体や団体の関係者が、もしこの中継を視聴されていたとしたら、どのような印象を与えてしまったかが気になります。
 説明会の開催を促した市議会の目的は、この問題の犯人捜しではないのです。市民の皆さんに現状をご説明し、市長や担当部局、市議会が一丸となってこの問題に取り組んでいることをご理解いただくことです。
 広域支援をお願いしている可燃ごみは、1トンあたり48,000円の経費がかかっていますが、これは自前の施設で処分した場合でも同様の経費がかかることについて、議会では一定の共通認識となっているはずです。
 佐藤市長を選挙で支えた方々もこのことは当然了解していたわけです。この方々は、市長の今回の選挙公約が他市に与えた影響について、今後どのような責任を果たしていくのか。議員としての良識が問われているように思えてなりません。

 

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...