2016年5月13日金曜日

5月19日、市議会臨時会開催です




3月31日で閉館された福祉会館。公民館本館機能は本町分館と統合された。現在も社会福祉協議会事務局・権利擁護事業・市民ボランティアセンター機能は仮移転完了まで現在地で業務を行う。
 5月19日に市議会臨時会が招集される。3月市議会で西岡市長が提案した当初予算が否決され、4・5月2ヶ月間の暫定予算となったため、再度通年予算を提案するために開会される。本日配布された議案書では、3月の当初予算で提案したものの他に、今回は福祉会館の仮移転に必要な経費が示された。移転先も資料として示され、場所は本町5丁目の北大通り沿いの稲穂神社そばの2階建て、現在は会社事務所として使われている建物である。延べ床面積は530㎡で、福祉会館で業務を行ってきた社会福祉協議会事務局、権利擁護センター、ボランティア・市民活動センター、老人会の連合会である悠々クラブ連合会事務局が入居する予定だ。この他に社会福祉協議会が、理事会や評議員会を開催するための会議室が確保できるようで、この会議室は社会福祉協議会の判断で市民利用も含めた活用の可能性があるのだそうだ。ただし、仮移転先として使用するためには19日の市議会臨時会での議決が必要である。
 今回注目されるのは、この仮移転必要経費が今回の予算案に追加する形で新たに計上されている点で、予算総額は変えずに必要経費を予備費から充当する形になっている。
 今回の提案で議会の賛同を得られるのか。市議会の状況はどうなっているのか、これまでの経過を振り返ってみた。 
 3月議会で当初予算を否決した理由について一部の会派は、稲葉市長時代に要項設置した福祉会館市民建設検討委員会の経費が今回当初予算に計上されなかったため、検討が進まず福祉会館の建設時期が不明確になり、建設が先延ばしにされてしまうためとしていた。
 この他にも、庁舎複合化については一定理解するが、職員の地域手当等を人事院勧告に沿って見直すことについては、財政難の折、理解できないとして反対した会派もあった。
市庁舎建設用地として購入したものの建設が先延ばしとなっているジャノメミシン工場跡地。庁舎を建設するためには敷地内にあるリサイクル事業所と空き缶・ペットボトルの再処理工場の移転の検討が必要とされている。
 西岡市長は、12月の市長選挙では市役所庁舎の6施設複合化の検討を公約としていたことから、3月議会の中で「6施設複合化プロジェクトチームを設置し検証するため8月末まで検証の時間を頂きたい」と繰り返し説明したが、議会の理解が得られないまま現在に至っている。
 福祉会館の仮移転そのものに反対する議員はいないはずだが、今回提案する予算の内容が、仮移転の経費以外は3月当初の提案と変わっていないため、この部分について各会派が下す判断が、通年予算成立の大きなポイントになっていくのではないだろうか。市長を支える立場の私たち市議会民進党としても、今回の議案についてご理解がいただけるよう、会派としての努力が必要になるのではと感じている。
 19日の市議会臨時会は10時開会の予定。注目の臨時会である。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

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