2012年4月13日金曜日

新年度の始まりに


 子どもたちの春休みも終わり、満開になった桜の下の入学式も済ませて新年度がスタートしました。桜の花を楽しめるのもあとわずか、花の散り際の美しさを感じる季節となりました。
 さて新年度が始まっています。市の人事異動が発表され、理事者の体制もこれまで長らく空席だった2人目の副市長と教育長がそれぞれ就任しています。新しく就任された第2副市長は、東京都から派遣された方で、都との太いパイプを活用し、市政の課題解消、特にごみ処理体制の構築に向けたリーダーシップを期待した人事です。また国民健康保険税の値上げもこの4月から始まります。新年度予算では、厚生文教委員会に関わる分野でもいろいろな動きがあります。まずはけやき・ピノキオ幼児園の新園舎建設予算4億5,500万円計上されたこと。この事業は24・25年度にわたりおこなわれるのでこれは24年度分の予算。総額は9億を超える事業です。第1中学校に特別支援学級設置のための準備工事。《これに伴い第1中学校通級学級(I組)を緑中学校に移設する予算含む》第2中学校特別支援学級(6組)に学習支援員1名を配置。(学習支援員は全体で2名→4名に増)スクールソーシャルワーカー臨時職員を3名→4名に増。病後児保育事業として6月から4名受け入れ。前原小学校、南中学校校庭芝生化などの事業が始まります。 これ以外では、災害対策備蓄の増強、また市民交流センターも4月より本来の形での運営が始まっています。このように列記してみると私が所属する会派の予算要望がかなり反映され、実現している印象です。しかし、これらの事業は予算が可決して終わりではありません。執行の過程もしっかりとチェックする必要があるのです。例えば第1中学校特別支援学級設置準備では、設置校での保護者説明会などがおこなわれるわけで、関係者に対する充分な説明と協議が必要になるわけです。このプロセスを丁寧に積み重ねて進めていって欲しいものです。
 今年に入ってから、他市にある子どもの発達支援に関わる施設の調査をしていますが、調べれば調べるほど小金井市の遅れが目についてしまいます。他市の施設では、それまでおこなってきた事業内容では対応できないニーズが生まれた時に、施設独自の判断でこのニーズに対応しています。そして、その事業をおこなった結果、予算がついて事業が拡大されてきたという歩みをたどっています。小金井市では残念ながらこれがないのです。行政職員として日々お仕事をされていく中で、職員の皆さんの様々な「気づき」があると思うのですが、これが小金井市の場合はいい方向に作用していないということでしょうか?原因はよくわかりませんが、職員の皆さんのモチベーションをもっと高める必要があることだけは間違いないと思うのですが・・・。
 また、それを助け、充分に評価して引き出すことができる市議会であるべき、と新年度のスタートにあたり強く思っています。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...