防災会に配備されている可搬式ポンプの操作方法の説明を受けています。小型軽量で持ち運びが簡単な長所を生かした活用が期待できます。しかし、これはあくまでも初期消火に対応するもので、火災が小さいうちに鎮圧しなければなりません。普段の火災で使うことはありませんが、大災害時、同時多発する火災に対応するためには有効な装備です。しかし、機材を使いこなすための整備や操作訓練は欠かせないものです。
消火栓に接続したスタンドパイプにホースをつなごうとしています。水道の本管に直結しているので、水道がダウンしなければ、これも使える装備です。これも自主防災会の備品です。
寒い中おこなった訓練の最後のお楽しみは炊き出しの豚汁です。災害用の備蓄食料のアルファ米とともにいただきます。
訓練では、このようにひと通りおこなうわけですが、特に真新しいものはありません。同じことを繰り返し訓練してみるのも大切なこと。参加者お一人おひとりが体験してみることで「防災」を身近に感じていただければ訓練は成功です。しかし、訓練の準備や炊き出しには多くの人手が必要なことがよくわかりました。自主防災会役員の皆さんのご協力は欠かせないものです。特に炊き出しの準備では、毎回多くの女性の役員さんたちにご苦労をかけています。このような訓練の繰り返しで、守りたい人を守れるまちに変えていきたいと強く思う春の防災訓練でした。