2015年7月2日木曜日

結局、福祉会館はどうなるのか? 市議会6月定例会を終えて

市が建設場所として行政決定している市役所第2庁舎北側駐車場

6月定例会を終えて

市議会定例会は、6月23日に最終本会議を終了し閉会しました。96,812千円の一般会計補正予算、児童発達支援センターきらりの運営を28年4月から指定管理委託に移行する議案など全てが賛成多数で可決されました。また他には、議員案として提出された『集団的自衛権行使を可能にする憲法違反の「安保法案」を撤回することを求める意見書」は、自民(5)公明(4)改革(1)が反対。賛成は民主(2)共産(4)リベ保(2)ネット(2)緑市民、こがねい市民、こがおもそれぞれ(1)合計13の賛成多数で可決されています。
福祉会館建設の市民検討委員会設置を求める議員案は3月に提案されたものは本定例会で否決となり、文言を変えて今回再度提案された議員案も否決されました。福祉会館の市民検討委設置については、市長から要項設置で提案の用意がある旨表明されていましたが、結局今回は提案されていません。
以上が、終了した6月定例会の状況です。

福祉会館建て替えは市のミスによって混乱している

福祉会館建て替え問題について、私が所属する市議会民主党としては、市長をはじめとする行政のミスによって福祉会館の仮移転が決定的となり、工事期間も最短でも5年間かかることがわかった以上、市民検討委員会設置の前に行政が一丸となり、全力で仮移転先の決定と交渉にあたるべきと考えています。
そして、現在行政決定している市役所第2庁舎北側駐車場を建設場所とする考えから一旦離れて、市役所新庁舎、第2庁舎、総合図書館や公民館の配置等を含めた公共施設の最適な配置を行政の責任において検討し、一定の考えを示した上で福祉会館の建設場所を決定し、そのあり方についての検討を設置した検討委員会に諮るべきではないかと考えています。小金井市が公共施設配置の考えを未だに市民に示していないことは、計画的行政経営の根幹が出来ていないとも言え、ここを示さずに福祉会館の建設場所を行政決定にこだわり、単独で検討することは無計画行政の繰り返しになってしまうと考えるからです。市では公共施設等総合管理計画の策定に向けた検討中の今は施設配置についての考えは示さないことを私の一般質問で明らかにしていますが、現在の小金井市にはそんな悠長なことを言っている時間はないと考えています。この問題を先送りすれば、財政状況はさらに悪化することは避けられません。


将来小金井市が取得する予定の「児童発達支援センターきらり」西側の駐車場は仮移転先として検討できないのか。

行政には市民検討委員会設置の前にするべきことがある

結局、福祉会館建て替え問題は本定例会では、工事期間が長期化することだけが明らかになってしまったわけで、利用者の安全確保と不安解消のためには、早急に仮移転場所を決定する必要があります。
市民検討委員会設置の前に、行政には取り組むべき重要な課題があると考えています。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

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