2013年2月4日月曜日

「そなえる」

 小金井市の新年度予算案に「救急医療情報キット」の配置予算が計上されています。これは災害時要援護者名簿の登載者を対象に、本人情報・医療情報・緊急連絡先等を記入する用紙と専用容器(プラスティックボトル)万一の救急時に備えるというもの。
 災害時要援護者支援の取り組みは、近隣各市でも行われていて、小平市では災害時の避難に何らかの支援が必要な方に対して配布しています。このキットは例えば冷蔵庫など保管しておいてもらうものです。キットを配布するだけでなく、配置されていることを示すシールを玄関ドアの内側に貼っていただき、これで非常時に支援に入った方が速やかに情報を確認出来るように出来るものです。
 災害時要援護者支援事業では、支援者の情報を行政と地域の自治会・町会が共有する事、そしてその情報を元に地域の中から「支援者」を探す必要があるため、個人情報の共有について、当事者と地域の理解が欠かせず、ここに多くの労力と時間が必要なために、情報共有は思うように進んでいないのが小金井市の現実です。

こちらは小平市が配布している「救急医療情報キット」(小平市HPより)

  先日、ある方から見せていただいたのが、この「あんしんBOX」。この方が以前住んでいた場所で普及を進めたもので、箱は100円ショップで揃え、必要な医療情報と収まるだけのレトルト食品を入れるように、そのリストと使い方を添えてあるもの。このレトルト食品も普段使いのものを工夫してあり、使ったら補充するように書いてあるところがミソですね。

市民の方が自宅で備えている「あんしんBOX」
  これもいいなと思います。この中にレトルト食品などとともに、医療機関や連絡先を記入しておき、いざという時支援者に提供出来るわけです。これなら自分たちの自治会・自主防災会レベルでも取り組めますね。行政が予算を投入せずとも住民のアイディアで出来ることもたくさんある・・・。という好事例ではないでしょうか。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...