2013年11月20日水曜日

まちの危機管理

 先日、近所の自主防災会の防災訓練を見学させていただきました。そこは幅が狭い突き当たりの路地。会の皆さんにとっては消防車が入りにくい場所だと感じている場所でした。特に大災害が発生した時には組織的な防災活動が期待しにくい場所ではないかという認識から、自分たちでも出来る事を考える中で実施した防災訓練でした。
この排水栓を積極的に消防用水利として活用しようと考えておこなった訓練で、マンホールの蓋の開け方から、ホース延長、そして放水までの手順を、消防署職員の指導を受けながら、繰り返し訓練していました。
 
  
使用しているのは「排水栓」。水道管本管の端末に設置された、本来は水道菅のメンテナンス用設備です。しかし構造は消火栓と全く同じもので、最近は東京都水道局との間の調整が進み、消火栓として使う事ができるようになりました。下の写真では、排水栓の蓋をあけスタンドパイプを接続しホース延長の準備中。皆さんとても真剣です。

 訓練が始まると近所の方が次々と出てこられ、訓練に参加していました。女性が多く参加されているのがとても印象的でした。本当に心強い皆さんです。「自分のまちは自分で守る」自主防災の基本ですね。
ホース延長し、排水栓から送水中です。開栓のコツを教わり筒先との連携を確認しています。何より安全第一が肝心です。
 大災害時には消防車や消防団、市役所も被災します。その時にどうするか?という事で、市内各地域の自主防災会や自治会・町会の皆さんは悩んでいますが、案ずるより産むが易し、とにかく動いてみようという姿勢に感銘を受けました。この地域では自治会のブロックごとにスタンドパイプとホースセットを配置して、災害に備えて行く方針のもとで、今後配置を進めていくそうです。配置した装備を扱える方が増えていけば素晴らしい取り組みになると感じました。「自助・共助・公助」に加えて「近助」の必要性が叫ばれていますが、まさにこれが近助の姿。皆さんの知恵を集めて様々な訓練と備えを継続していただければと思います。訓練に参加された皆様。大変お疲れ様でした。
排水栓に面したお宅にある装備の収納庫。このお宅のご主人の手作りです。本当にありがたい取り組みです

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...