2012年2月19日日曜日

報道の不思議


 2月20日から、市議会は平成24年第1回市議会定例会は開催されますが、2月17日の朝日新聞武蔵野版に小金井市の可燃ごみ処理の平成24年4月以降の見通しについての記事が掲載されました。小金井市の可燃ごみを広域支援により、最も多く引き受けていただいている多摩川衛生組合(稲城、狛江、府中、国立市で構成)が、平成24年4月以降も、年間8、000tの受け入れ契約を締結いただける見込み、との記事です。これは、14日に多摩川衛生組合で開かれた組合議会全員協議会に小金井市長が出席し、会議の冒頭で受け入れを要請する発言を特に認めていただいたことが発端で、これを一番早く報じたのは翌日15日の読売新聞朝刊で、多摩川衛生組合が小金井市の可燃ごみの受け入れ承認の方向で検討していることを報じました。小金井市にすれば特ダネ記事です。翌16日に後追いの形で数社が報じましたが、朝日新聞がこの記事を報じたのは17日になってから。朝日の記事は、16日に開かれた小金井市の記者会見の報告という形をとっていて、多摩川衛生組合に8,000tお願いした経過と、残り5,000tの処理を確実にするための努力と根本的な解決策について、「12年度中には実現可能な方策を示す」との市長談話が紹介された記事です。新聞を複数購読する方は普通あまりいらっしゃらないので、報道の違いを感毎日配られるので、このような違いに気づく事があります。私は報道の自由は尊重しますし、取り上げた記事の内容をどうこう言う立場ではありません。でも、今回なぜ朝日新聞の報道がが遅かったのか不思議に感じています。
 それから、もうひとつ。この記事の下に「保育園と幼児園、園舎一つに」という記事。東小金井駅北口区画整理事業に伴い移転する「市立けやき保育園」と、併設されている「ピノキオ幼児園」が移転して新園舎建設予算が4億5500万円計上されたという記事でなのですが、記事を読まれた方のどれだけが「ピノキオ幼児園」が何をしている施設なのか理解できるでしょうか。「幼児園?幼稚園の間違いではないのか?」と感じる方もいたはず。ピノキオは「就学前の障がい児通所訓練施設」ということを補足説明して欲しかった。そして、小金井市の新規事業として立ち上げる子どもの発達支援業務が入る施設であること。建設予算は全体では9億8千万超で、平成24、25年にまたがっておこなう事業であることを。(これは専門的には「債務負担行為」というのです)もちろん記事に間違いは1か所もありません。掲載スペースのこともあると思いますが、スイマセン。あえて申し上げるならば説明不足で不親切な印象です。もう少し丁寧に報じてほしいと思います。朝日シンブンはどのような取材をしているのでしょうか。
 この件で思いだしますよ。朝日新聞ご出身の佐藤前市長辞職を一番早く、特ダネとして報じたのが朝日新聞だったなあと。佐藤前市長時代は、ほとんど取材に見えなかった朝日さんが、なぜか一番早く「佐藤市長辞職か?」と報じ、これに反応した市議が「ごみより民主主義、市役所を占拠しよう」とツイッターで発信したキッカケとなった記事のこと。前市長就任以降、多摩川衛生組合以外から追加支援がいただけずに混乱が続いていた時期にあまり取材にお見えにならず、この時期の行政や市議会の努力、前市長を支援し、選挙公約の協議に関わった市議が、その責任を認めて謝罪したこともあまり世間一般お知らせしていただけなかったことを
思いだしてしまいました。

生きづらさを救う居場所とは (発達障がい者当事者青年Rさんのお話を聴いて)

昨日の午前中は、公民館貫井北町分館で「コロナ禍を経験して考える 人と地域がつながる共生社会」講座でした。 7 月 23 日まで 6 回連続で様々な生きづらさを抱える当事者のお話しを聞く男女共同参画講座 の第 1 回目で、講師はこれまで 3 期にわたり小金井市地域自立支援協議会...